税理士試験の勉強法について(11)
お疲れ様です。ヨシオです。
ここ一ヶ月ほど台風や長雨で天候不順の日が続きましたね。
「勉学の秋」と言う位で本来であれば税理士試験の勉強も捗る時期なのですが、この気候でなかなか落ち着きませんでした。
気象庁が発表している長期予報によると、これから天気は良くなりそうですが気温の高い日がしばらく続くようです。
季節の変わり目で体調を崩しがちですが、睡眠と食事をしっかりとって勉強に励みましょう!
という訳で、今回は「税理士試験の勉強法について(11)」です。
『税理士試験突破法 第3版』(TAC出版)の内容をベースに、ヨシオがこれまで培ってきた勉強法などについてお話しております。
今回も前回に引き続き、第3章「成果を上げる勉強法」の記述についてとりあげます。
第2節「記憶の定着率を高める勉強法」の冒頭には、記憶の定着率を高めるための以下5つの要素があげられています。
①繰り返す
②理解する
③整理する
④興味を持つ
⑤集中する
この中で「①繰り返す」については前回見た第1節で詳しく述べられていました。
これらの要素はもちろん全て必要だと思いますが、ヨシオが特に重要だと考えるのが「②理解する」です。
と言うのも内容が理解出来ない限りその他の要素を満たすことが不可能だと考えるからです。
理解出来ないような訳の分からないものに「興味を持つ」ことはまずありません。
そして理解出来なければその内容を「整理する」ことなんて出来るはずがありません。
さらに理解もしていないことを「集中」して「繰り返し」勉強出来る人はそうはいないと思います。
税理士試験とは直接関係ないのですが、理解出来ないことを勉強する苦痛についてヨシオの個人的なエピソードがあります。
学生時代ヨシオは理系の科目が苦手だったのですが、その中では数学は比較的得意だと思っていました。
実際高校生の頃までは数学はまあまあ良い成績をとっていました。
その後大学へ進学し学部は文系の経済学部だったのですが、経済学でも分野によっては結構数学を使います。
そこでヨシオも一年生の時に数学の講義を履修したのですが、そこでまさにちんぷんかんぷんになってしまいました。
教科書を読んでも講師の説明を聞いても、ただ記号で遊んでいるだけのように見えて何をやっているのか全く理解不能でした。
結局テストでは丸暗記した意味の分からない一連の証明を書いただけで一応単位は取れましたが、最後まで何のための証明なのか全然理解出来ていませんでした。
ですので当然講義を受けていても全く興味が沸きませんでしたし、ただただ退屈なだけでした。
そして割と好きだった数学に対して大きな苦手意識を持つようになり、その後他の講義でも数学が絡んでくると一気にやる気を失ってしまっていました。
そんな訳でヨシオとしては勉強とはとにかく理解しなければ話が始まらないと思っています。
逆に理解出来さえすれば、あとは結構どうにでもなります。
ただそこに落とし穴があるとすれば、往々にして「理解したつもりになっている」ことが少なくないことでしょうか。
本当にきちんと理解出来ているかどうかについては、やはりある程度時間をかけて何度も繰り返し学習しなければわかりません。
ヨシオは「理解する」ことが最重要課題と考えますが、もちろんその他の要素も決して疎かには出来ないのです。
まず第一段階として「理解する」ことがあり、それを検証し定着させるために第二段階として残り4つの要素がある、という感じだと思います。
なお本書では難解な内容を「理解する」ためのテクニックなども紹介されていますので、是非ご参考になさってみて下さい。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに〜
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