ヨシオの目指せ!税理士!
税理士試験の勉強法について(5)
お疲れ様です。ヨシオです。
気付けば税理士試験本番まで残りちょうど一ヶ月、受験生の皆さんは勉強もラストスパートといった所ですね。
今年は全国的に天候不順で、特に九州にお住まいの受験生の皆さんには震災の後さらに大雨・土砂災害と大変なご苦労の中の勉強となり頭の下がる思いです。
もちろん試験の結果は全ての受験生に平等でそれぞれの受験生の置かれた環境に左右される訳ではありませんが、個人的には熊本の会場で受験される皆さんには是非合格を勝ち取って頂きたいです。
ここからの一ヶ月、とにかく最後まであきらめずに頑張っていきましょう!
という訳で、今回は「税理士試験の勉強法について(5)」です。
『税理士試験突破法 第3版』(TAC出版)の内容をベースに、ヨシオがこれまで培ってきた勉強法などについてお話しております。
今回も第1章「短期合格のための心構えと基本方針」の記述を取り上げてまいります。
前回は4つの基本方針の中から、第2の「人並み以上の勉強量をこなす」と第3の「基本事項を100%マスターする」についてお話しました。
今回は基本方針のラスト、第4の「合格点を取る解答術を身に付ける」をとりあげます。
まず冒頭に「本試験に合格するためには100点は必要なく、合格点を取れば良い」と述べられています。
これは当たり前と言えば当たり前のことですが、結構勘違いしている人も多いように感じます。
もちろん世の中には100点ないしはそれに近い点数を狙わなければならない試験もあります。
例えば自動車免許の試験などがそのケースに当てはまると思います。
ただ、税理士試験の合格点は「満点の60パーセント」と受験案内にも明記してある通り、100点でも60点でも全く同じ「合格」です。
(なお実際の合格ラインは60点とは限らず、それよりずっと高いこともあればずっと低いこともあります)
ですので、全ての問題に完璧に解答する必要はありませんし、そもそもいくら勉強しても100点を取れる人は常人にはいないというのが現実です。
言い方を変えますと、100点を取ることはほぼ不可能ですが合格ラインである上位10%〜20%に入ることは当然可能です。
なにしろ100人いれば確実に10人から20人位は合格する訳ですから、その中に入るための勉強をすれば良いのです。
そのためのテクニックとして本書であげられているのが、
「時間配分を間違えないこと」
「難問・奇問は捨てて、基本問題を確実に取ること」
の2点です。
前回の「基本事項を100%マスターする」の所ともつながってきますが、とにかく試験本番では「取れる所を確実に取る」ことが最重要課題です。
「取れる所」すなわち「ほぼ確実に正解することが出来る問題」を全て解くためには「時間配分」に気を付けなければなりません。
そして「時間配分を間違えない」ためのまず第一が「難問・奇問」を捨てることです。
ただ「難問・奇問」を捨てることは当然のことなのですが、それだけでは「基本問題」の全てを確実に取るには不十分です。
そこでまず問題の全体像を俯瞰した上で、大まかな「時間配分」を設定(理論に50分・計算に70分など)します。
その上でまず理論問題から始めるとしますと、「難問・奇問」を捨てて「基本問題」だけを解いていき、その「基本問題」全てを解き終わる前に予め設定していた時間になってしまったら、終わっていない問題は後回しにして計算問題へと移ります。
そして計算問題でも同じように「難問・奇問」を捨てて「基本問題」だけを解いていき、もし時間内に「基本問題」の全てを解答し終わってまだ時間が余っていたら、先ほど後回しにしていた理論の「基本問題」に戻って解答します。
ここで仮に「時間配分」を設定していないと、理論の「基本問題」が内容は簡単でもボリュームの多い問題だった場合、理論の「基本問題」を解き終えた段階で計算問題を解く時間がほとんど無くなってしまっている恐れがあります。
理論と計算の配点はどちらも「50点」という科目が多いので、もし理論に時間のほとんどを費やしてしまった場合、いくら理論の解答が完璧であっても計算の点数が伸びず「不合格」となってしまいます。
逆に上手に「時間配分」が出来ていれば、理論も計算も満遍なく「基本問題」を確実に解くことが出来てかなり「合格」に近付くでしょう。
ヨシオの実感として、このテクニックを身に付けるためにはとにかく本試験レベルの問題を何度も解いてみるしかありません。
本試験の問題そのものは試験会場で初めて見る訳ですから、似たような問題でかなり訓練していないと「時間配分」をすぐに判断することは難しいためです。
さらに「難問・奇問」を捨てて「基本問題」だけを見つけて解く、というのにも繰り返しの練習が必要です。
ヨシオは専門学校の回し者ではありませんが(笑)、このようなテクニックを得ることはなかなか独学では厳しいと思います。
「合格するためのテクニックを学ぶ」という観点からすれば、専門学校には絶対に通った方が良いのではないでしょうか。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに〜
気付けば税理士試験本番まで残りちょうど一ヶ月、受験生の皆さんは勉強もラストスパートといった所ですね。
今年は全国的に天候不順で、特に九州にお住まいの受験生の皆さんには震災の後さらに大雨・土砂災害と大変なご苦労の中の勉強となり頭の下がる思いです。
もちろん試験の結果は全ての受験生に平等でそれぞれの受験生の置かれた環境に左右される訳ではありませんが、個人的には熊本の会場で受験される皆さんには是非合格を勝ち取って頂きたいです。
ここからの一ヶ月、とにかく最後まであきらめずに頑張っていきましょう!
という訳で、今回は「税理士試験の勉強法について(5)」です。
『税理士試験突破法 第3版』(TAC出版)の内容をベースに、ヨシオがこれまで培ってきた勉強法などについてお話しております。
今回も第1章「短期合格のための心構えと基本方針」の記述を取り上げてまいります。
前回は4つの基本方針の中から、第2の「人並み以上の勉強量をこなす」と第3の「基本事項を100%マスターする」についてお話しました。
今回は基本方針のラスト、第4の「合格点を取る解答術を身に付ける」をとりあげます。
まず冒頭に「本試験に合格するためには100点は必要なく、合格点を取れば良い」と述べられています。
これは当たり前と言えば当たり前のことですが、結構勘違いしている人も多いように感じます。
もちろん世の中には100点ないしはそれに近い点数を狙わなければならない試験もあります。
例えば自動車免許の試験などがそのケースに当てはまると思います。
ただ、税理士試験の合格点は「満点の60パーセント」と受験案内にも明記してある通り、100点でも60点でも全く同じ「合格」です。
(なお実際の合格ラインは60点とは限らず、それよりずっと高いこともあればずっと低いこともあります)
ですので、全ての問題に完璧に解答する必要はありませんし、そもそもいくら勉強しても100点を取れる人は常人にはいないというのが現実です。
言い方を変えますと、100点を取ることはほぼ不可能ですが合格ラインである上位10%〜20%に入ることは当然可能です。
なにしろ100人いれば確実に10人から20人位は合格する訳ですから、その中に入るための勉強をすれば良いのです。
そのためのテクニックとして本書であげられているのが、
「時間配分を間違えないこと」
「難問・奇問は捨てて、基本問題を確実に取ること」
の2点です。
前回の「基本事項を100%マスターする」の所ともつながってきますが、とにかく試験本番では「取れる所を確実に取る」ことが最重要課題です。
「取れる所」すなわち「ほぼ確実に正解することが出来る問題」を全て解くためには「時間配分」に気を付けなければなりません。
そして「時間配分を間違えない」ためのまず第一が「難問・奇問」を捨てることです。
ただ「難問・奇問」を捨てることは当然のことなのですが、それだけでは「基本問題」の全てを確実に取るには不十分です。
そこでまず問題の全体像を俯瞰した上で、大まかな「時間配分」を設定(理論に50分・計算に70分など)します。
その上でまず理論問題から始めるとしますと、「難問・奇問」を捨てて「基本問題」だけを解いていき、その「基本問題」全てを解き終わる前に予め設定していた時間になってしまったら、終わっていない問題は後回しにして計算問題へと移ります。
そして計算問題でも同じように「難問・奇問」を捨てて「基本問題」だけを解いていき、もし時間内に「基本問題」の全てを解答し終わってまだ時間が余っていたら、先ほど後回しにしていた理論の「基本問題」に戻って解答します。
ここで仮に「時間配分」を設定していないと、理論の「基本問題」が内容は簡単でもボリュームの多い問題だった場合、理論の「基本問題」を解き終えた段階で計算問題を解く時間がほとんど無くなってしまっている恐れがあります。
理論と計算の配点はどちらも「50点」という科目が多いので、もし理論に時間のほとんどを費やしてしまった場合、いくら理論の解答が完璧であっても計算の点数が伸びず「不合格」となってしまいます。
逆に上手に「時間配分」が出来ていれば、理論も計算も満遍なく「基本問題」を確実に解くことが出来てかなり「合格」に近付くでしょう。
ヨシオの実感として、このテクニックを身に付けるためにはとにかく本試験レベルの問題を何度も解いてみるしかありません。
本試験の問題そのものは試験会場で初めて見る訳ですから、似たような問題でかなり訓練していないと「時間配分」をすぐに判断することは難しいためです。
さらに「難問・奇問」を捨てて「基本問題」だけを見つけて解く、というのにも繰り返しの練習が必要です。
ヨシオは専門学校の回し者ではありませんが(笑)、このようなテクニックを得ることはなかなか独学では厳しいと思います。
「合格するためのテクニックを学ぶ」という観点からすれば、専門学校には絶対に通った方が良いのではないでしょうか。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに〜
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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