ヨシオの目指せ!税理士!
第64回税理士試験受験体験記(14)
お疲れ様です。ヨシオです。
先日の日商簿記検定試験を受験された皆さん、お疲れ様でした!
試験の手ごたえはいかがだったでしょうか?
今回はいまいちかな…、という方も次回の試験は6月14日ですので、是非再チャレンジしてみて下さいね。
それにしても年に一回しか試験のない税理士試験受験生のヨシオからすると、年に三回(1級を除く)もチャンスのある簿記検定はちょっとうらやましいです…
という訳で、今回は「第64回税理士試験受験体験記(14)」です。
次は「資産除去債務に関する事項」でした。
このタイトルだけ見た瞬間、ヨシオは「よしっ!」と心の中でまたガッツポーズしました。
というのも、「資産除去債務」の論点にはかなりの自信があったためです。
ちょうどヨシオが日商簿記1級の勉強をしていた頃、新しい論点として登場したのが「資産除去債務」でした。
その当時は簿記1級でも「簿記論」でも出題実績がなかったのですが、ヨシオが受験した回の簿記1級の試験で初めて出題され、それでもきちんと解答できたという成功体験があったため、ヨシオの
中ではある意味縁起の良い論点でもあったのです。
そんな訳で気を良くしながら問題文を読み進めていくと…、「あれ?」。
特に複雑な文章でもなく、解答するのに必要そうな数字も与えられてはいるのですが、どうもすっきりしません。
何度か問題文を読み返してはみたのですが、どうやら普通には解けそうもない…
なんとなく解けそうには感じるのですが、頭に浮かんでいる解き方は絶対に間違っているだろうな、という感覚だけははっきりしていました。
しかしそれ以外の解答方法が全く思い付かず、結局この問題はお手上げとなってしまいました。
とは言え何も解答しないで白紙のままにしておくのは良くないので、十中八九間違っていることを覚悟した上で唯一思い浮かんだ解き方で解答しました。
後日、試験後の週末に行われた専門学校の解答解説会で知ったのですが、この問題は「資産除去債務の簡便法」という論点だったそうです。
これは「財務諸表論」ではもちろん、簿記1級や「簿記論」でも未出題の論点であり、専門学校の講義やテキストでも全く紹介されていませんでした。
ですので、この問題を解答できた受験生はほとんどいないと思います。
少し専門的な話になってしまいますが、この「資産除去債務の簡便法」については、「資産除去債務に関する会計基準」でも規定されておらず、その「適用指針」で初めて触れられているような内
容ですので、特別にこの分野を研究している学生や研究者でもないと解答できなかったのではないかと思われます。
この問題によってヨシオは精神的にも時間的にも追い詰められてしまいました。
しかし問題も残りわずか、なんとか気を取り直そうと次へ進むと…
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに〜
先日の日商簿記検定試験を受験された皆さん、お疲れ様でした!
試験の手ごたえはいかがだったでしょうか?
今回はいまいちかな…、という方も次回の試験は6月14日ですので、是非再チャレンジしてみて下さいね。
それにしても年に一回しか試験のない税理士試験受験生のヨシオからすると、年に三回(1級を除く)もチャンスのある簿記検定はちょっとうらやましいです…
という訳で、今回は「第64回税理士試験受験体験記(14)」です。
次は「資産除去債務に関する事項」でした。
このタイトルだけ見た瞬間、ヨシオは「よしっ!」と心の中でまたガッツポーズしました。
というのも、「資産除去債務」の論点にはかなりの自信があったためです。
ちょうどヨシオが日商簿記1級の勉強をしていた頃、新しい論点として登場したのが「資産除去債務」でした。
その当時は簿記1級でも「簿記論」でも出題実績がなかったのですが、ヨシオが受験した回の簿記1級の試験で初めて出題され、それでもきちんと解答できたという成功体験があったため、ヨシオの
中ではある意味縁起の良い論点でもあったのです。
そんな訳で気を良くしながら問題文を読み進めていくと…、「あれ?」。
特に複雑な文章でもなく、解答するのに必要そうな数字も与えられてはいるのですが、どうもすっきりしません。
何度か問題文を読み返してはみたのですが、どうやら普通には解けそうもない…
なんとなく解けそうには感じるのですが、頭に浮かんでいる解き方は絶対に間違っているだろうな、という感覚だけははっきりしていました。
しかしそれ以外の解答方法が全く思い付かず、結局この問題はお手上げとなってしまいました。
とは言え何も解答しないで白紙のままにしておくのは良くないので、十中八九間違っていることを覚悟した上で唯一思い浮かんだ解き方で解答しました。
後日、試験後の週末に行われた専門学校の解答解説会で知ったのですが、この問題は「資産除去債務の簡便法」という論点だったそうです。
これは「財務諸表論」ではもちろん、簿記1級や「簿記論」でも未出題の論点であり、専門学校の講義やテキストでも全く紹介されていませんでした。
ですので、この問題を解答できた受験生はほとんどいないと思います。
少し専門的な話になってしまいますが、この「資産除去債務の簡便法」については、「資産除去債務に関する会計基準」でも規定されておらず、その「適用指針」で初めて触れられているような内
容ですので、特別にこの分野を研究している学生や研究者でもないと解答できなかったのではないかと思われます。
この問題によってヨシオは精神的にも時間的にも追い詰められてしまいました。
しかし問題も残りわずか、なんとか気を取り直そうと次へ進むと…
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに〜
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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