ヨシオの目指せ!税理士!
第64回税理士試験受験体験記(11)
お疲れ様です。ヨシオです。
本コラムは今回が平成27年最初の連載となりますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年もあらたまり税理士試験までおよそ7ヶ月となりました。
まだまだ時間はあるようですが、勉強しているとあっという間に本番を迎えてしまいます。
今年もお互い合格を目指して頑張っていきましょう!
という訳で、今回は「第64回税理士試験受験体験記(11)」です。
「棚卸資産及び仕入高に関する事項」にも1ページ半ほどが割かれていて、通常の問題よりかなり長めでした。
まず冒頭部分を読んでみると、普通の仕入販売の他に委託販売があると書かれていました。
委託販売というのは、仕入は自社で行うもののお客さんへの販売自体は別の会社や店舗に委託するというもので、簿記では「特殊商品売買」と呼ばれている論点の一つになります。
この「特殊商品売買」については、日商簿記検定試験や「簿記論」では頻出論点ですが、「財務諸表論」では基本的に出題されないので、専門学校のテキストにも載っていませんでした。
ですので、これを見て焦った受験生も少なくなかったかと思いますが、よくよく問題文を読んでみると「簿記論」レベルの知識がなくても十分に解ける内容でした。
また「財務諸表論」の受験生は「簿記論」も同時に受験している人も多いので、落ち着いて解けば問題なく解答出来ていると思います。
そしてもう一つ変わっていたのは、商品の評価方法として「売価還元法」を採用している点でした。
「売価還元法」は「財務諸表論」のカリキュラムの中でも少しだけ出てきましたが、これもやはり基本的には簿記で出題される論点です。
専門学校の答練などでも一回出たか出ないか位ですので、解けなかった人もいたと思います。
日商簿記や「簿記論」でもそんなに頻繁には出題されませんが、ヨシオは個人的に得意な論点でしたので、問題文を読んで心の中でガッツポーズしました。
また、この問題でも資料の金額の単位が「千円」ではなく「円」だったので、これにひっかかって間違えてしまった人も少なくなかったのではないでしょうか。
そんな感じで「棚卸資産及び仕入高に関する事項」については、得点出来た人と出来なかった人の差が結構出た箇所だったのではないかと推測されます。
続いての「仮払金に関する事項」はそれ以降の資料を読まないと解答出来ない内容が多かったのですが、その中でも数少ないその場で解ける問題において、「ソフトウェア仮勘定」というあまり 登場しない勘定科目を解答するというものがありました。
「財務諸表論」でも過去に出されたことはほとんどないのではないかと思うのですが、ヨシオは実務でわりと最近使用している勘定科目だったので解くことが出来ました。
「財務諸表論」の計算問題は実務家の先生が試験委員をされていますので、経理実務に携わっている受験生は時々このように有利なこともあります。
そして次に「有形固定資産に関する事項」へ進むと…
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに〜
本コラムは今回が平成27年最初の連載となりますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年もあらたまり税理士試験までおよそ7ヶ月となりました。
まだまだ時間はあるようですが、勉強しているとあっという間に本番を迎えてしまいます。
今年もお互い合格を目指して頑張っていきましょう!
という訳で、今回は「第64回税理士試験受験体験記(11)」です。
「棚卸資産及び仕入高に関する事項」にも1ページ半ほどが割かれていて、通常の問題よりかなり長めでした。
まず冒頭部分を読んでみると、普通の仕入販売の他に委託販売があると書かれていました。
委託販売というのは、仕入は自社で行うもののお客さんへの販売自体は別の会社や店舗に委託するというもので、簿記では「特殊商品売買」と呼ばれている論点の一つになります。
この「特殊商品売買」については、日商簿記検定試験や「簿記論」では頻出論点ですが、「財務諸表論」では基本的に出題されないので、専門学校のテキストにも載っていませんでした。
ですので、これを見て焦った受験生も少なくなかったかと思いますが、よくよく問題文を読んでみると「簿記論」レベルの知識がなくても十分に解ける内容でした。
また「財務諸表論」の受験生は「簿記論」も同時に受験している人も多いので、落ち着いて解けば問題なく解答出来ていると思います。
そしてもう一つ変わっていたのは、商品の評価方法として「売価還元法」を採用している点でした。
「売価還元法」は「財務諸表論」のカリキュラムの中でも少しだけ出てきましたが、これもやはり基本的には簿記で出題される論点です。
専門学校の答練などでも一回出たか出ないか位ですので、解けなかった人もいたと思います。
日商簿記や「簿記論」でもそんなに頻繁には出題されませんが、ヨシオは個人的に得意な論点でしたので、問題文を読んで心の中でガッツポーズしました。
また、この問題でも資料の金額の単位が「千円」ではなく「円」だったので、これにひっかかって間違えてしまった人も少なくなかったのではないでしょうか。
そんな感じで「棚卸資産及び仕入高に関する事項」については、得点出来た人と出来なかった人の差が結構出た箇所だったのではないかと推測されます。
続いての「仮払金に関する事項」はそれ以降の資料を読まないと解答出来ない内容が多かったのですが、その中でも数少ないその場で解ける問題において、「ソフトウェア仮勘定」というあまり 登場しない勘定科目を解答するというものがありました。
「財務諸表論」でも過去に出されたことはほとんどないのではないかと思うのですが、ヨシオは実務でわりと最近使用している勘定科目だったので解くことが出来ました。
「財務諸表論」の計算問題は実務家の先生が試験委員をされていますので、経理実務に携わっている受験生は時々このように有利なこともあります。
そして次に「有形固定資産に関する事項」へ進むと…
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに〜
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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