ヨシオの目指せ!税理士!
第64回税理士試験受験体験記(1)
お疲れ様です。ヨシオです。
税理士試験受験生の皆さん、今年の試験本当にお疲れ様でした。
すでに自己採点も終えられて合否の手応えをそれぞれ感じられていると思いますが、お互いしばらくは試験結果のことは忘れてゆっくりしたいですね。
この連載では今回から毎年恒例の受験体験記をお送りいたしたいと思います。
という訳で、今回は「第64回税理士試験受験体験記(1)」です。
まず試験本番一ヶ月前の7月から振り返ってみます。
7月に入りますと専門学校の答練も大詰めとなり、講義もこれまでの学習内容の復習が中心となります。
直前期のカリキュラムでも5月から6月は、4月までにインプットしてきた基礎的な論点に加え、出題可能性はあまり高くない応用的な論点を学習し、答練の難易度も高いものが多かったのですが、7月の答練は比較的解き易い問題が中心となっていました。
これは近年の本試験の「財務諸表論」の問題、特に計算は平易な問題が多いこと、また直前に難しい問題ばかり解いて受験生が自信を失ってしまうのを避ける、といった理由からのようです。
また、7月には6月に受験していた全国公開模試の結果が返ってきました。
ヨシオの成績としては全体的には合格圏内に入ってはいたのですが、計算の成績はA判定で良い結果だったのに対し、やはり理論はC判定と微妙な感じでした。
この全国公開模試の結果と7月の専門学校のカリキュラムを踏まえ、ヨシオは本試験直前一ヶ月の学習方針を以下のように固めました。
(計算)
本試験レベルの問題で合格点を取る基礎力は充分と考え、総合問題の解答力をキープするため答練の解き直しを中心とする。
また、まとめノートを中心に応用論点の学習も行って少しでも点数の積み上げが出来るようにする。
(理論)
専門学校で学習範囲としている全ての論点を網羅するのは時間的に不可能と判断し、基本的で重要性の高い論点を重点的に学習する。
計算の具体的な学習方法としては、ある程度勉強時間が確保できる時には、答練の解き直しを行って「80分以内に45点以上」が取れるように練習しました。
そして作成していたまとめノートを何度も見直し、応用問題の解法を頭に叩き込みました。
また理論では、個別の会計基準については最も重要な部分のみの最小限度の暗記に止め、企業会計原則と伝統的な会計論、そして概念フレームワークについて集中して学習しました。
これは近年の本試験の理論問題では、一つの会計基準についてがっつり問われることが少なく、複数の論点について横断的に問われることが多いためです。
もちろん全ての会計基準を完璧に理解して暗記しているのが理想ですが、今回はそれが出来なかったので、それならば出題されそうな基準だけに山を張るよりは、複数論点が同時に問われる時には必ず解答の基礎部分となる伝統論や概念フレームワークを理解しておく方が得点につながると考えたのです。
このようにして7月は学習を進め、いよいよ本試験が行われる8月となりました。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに〜
税理士試験受験生の皆さん、今年の試験本当にお疲れ様でした。
すでに自己採点も終えられて合否の手応えをそれぞれ感じられていると思いますが、お互いしばらくは試験結果のことは忘れてゆっくりしたいですね。
この連載では今回から毎年恒例の受験体験記をお送りいたしたいと思います。
という訳で、今回は「第64回税理士試験受験体験記(1)」です。
まず試験本番一ヶ月前の7月から振り返ってみます。
7月に入りますと専門学校の答練も大詰めとなり、講義もこれまでの学習内容の復習が中心となります。
直前期のカリキュラムでも5月から6月は、4月までにインプットしてきた基礎的な論点に加え、出題可能性はあまり高くない応用的な論点を学習し、答練の難易度も高いものが多かったのですが、7月の答練は比較的解き易い問題が中心となっていました。
これは近年の本試験の「財務諸表論」の問題、特に計算は平易な問題が多いこと、また直前に難しい問題ばかり解いて受験生が自信を失ってしまうのを避ける、といった理由からのようです。
また、7月には6月に受験していた全国公開模試の結果が返ってきました。
ヨシオの成績としては全体的には合格圏内に入ってはいたのですが、計算の成績はA判定で良い結果だったのに対し、やはり理論はC判定と微妙な感じでした。
この全国公開模試の結果と7月の専門学校のカリキュラムを踏まえ、ヨシオは本試験直前一ヶ月の学習方針を以下のように固めました。
(計算)
本試験レベルの問題で合格点を取る基礎力は充分と考え、総合問題の解答力をキープするため答練の解き直しを中心とする。
また、まとめノートを中心に応用論点の学習も行って少しでも点数の積み上げが出来るようにする。
(理論)
専門学校で学習範囲としている全ての論点を網羅するのは時間的に不可能と判断し、基本的で重要性の高い論点を重点的に学習する。
計算の具体的な学習方法としては、ある程度勉強時間が確保できる時には、答練の解き直しを行って「80分以内に45点以上」が取れるように練習しました。
そして作成していたまとめノートを何度も見直し、応用問題の解法を頭に叩き込みました。
また理論では、個別の会計基準については最も重要な部分のみの最小限度の暗記に止め、企業会計原則と伝統的な会計論、そして概念フレームワークについて集中して学習しました。
これは近年の本試験の理論問題では、一つの会計基準についてがっつり問われることが少なく、複数の論点について横断的に問われることが多いためです。
もちろん全ての会計基準を完璧に理解して暗記しているのが理想ですが、今回はそれが出来なかったので、それならば出題されそうな基準だけに山を張るよりは、複数論点が同時に問われる時には必ず解答の基礎部分となる伝統論や概念フレームワークを理解しておく方が得点につながると考えたのです。
このようにして7月は学習を進め、いよいよ本試験が行われる8月となりました。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに〜
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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