「消費税法」について(その3)
お疲れ様です。ヨシオです。
今日は税理士試験二日目ですが、この連載をご覧になっている頃にはすでに今年の受験科目を全て終えられた受験生の方も多いと思います。
何はともあれ今年の試験、本当にお疲れ様でした。かくいうヨシオも一日目で今年の試験は終了いたしましたが、また近日中に恒例の受験体験記を始めたいと思いますので、どうぞご期待下さい!
という訳で、今回は「消費税法」について(その3)です。
理論と計算の関係性でもう一点「消費税法」と「財務諸表論」で異なると感じたのは、試験において問題を解くのにかける時間配分や、合格するために実際にとっておきたい点数の割合です。
以前にもお話しましたが、「財務諸表論」では計算である程度点数を稼いで理論が出来ない分をカバーして合格点に到達するのがセオリーです。これは例年計算問題がそれほど難しくない傾向にあるのに対して、理論問題では高得点を獲得することが困難であるためです。大まかに言うと、計算で40点・理論で20点を目安に合格点60点を目指します。
また、理論問題は難解ですがボリュームはそれほどではないため、時間配分としても、計算80分・理論40分と計算の方に重点を置きます。
それに対して「消費税法」では、計算問題は多くの場合で時間内に全てを解答することが難しいボリュームであるため、「財務諸表論」程には高得点を狙えません。また理論問題もボリュームは多いのですが、「財務諸表論」より解答し易い問題が多いように感じます。
そこでその年の問題の内容にもよりますが、目指す得点も時間配分も計算と理論で大体半々となります。
「財務諸表論」でも「消費税法」でも試験本番ではやはりこの時間配分が重要となってくるのですが、「消費税法」では特に「問題を解き過ぎない」ことが重要だったりします。ことに理論問題ではほぼ罫線のみ印字された解答用紙が何枚もあり解答欄が広いため、法律の条文などを書き過ぎてしまい、結局他の問題を解答する時間が無くなってしまうことが往々にしてあります。
「消費税法」ではたとえ解答欄が余っても、重要性の低い条文などはばっさりカットし要点を絞って解答する勇気が必要です。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに〜
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