「消費税法」について(その2)
お疲れ様です。ヨシオです。
今回が試験前最後の連載となりました。
すでに準備万端という方もこれからの追い込みが勝負という方も、ここまで来たらとにかく体調を万全に整えることが何よりだと思います。今年も暑い日が続きますが、お互いベストな状態で試験に臨んで、そして必ず合格を勝ち取りましょう!
という訳で、今回は「消費税法」について(その2)です。
「消費税法」の試験も前回受験した「財務諸表論」と同じく、理論50点・計算50点という配点になっており、やはり理論と計算をバランス良く勉強することが必要となります。しかし会計科目と税法科目という違いからか、その理論と計算の勉強の方法は両者ではかなり異なっていました。
例えばヨシオの通う専門学校のカリキュラムですが、「財務諸表論」では最初の一ヶ月は計算のみの講義で、その後計算と理論の講義が一コマずつ交互に行われるという形式でした。
しかし「消費税法」では最初から計算と理論の内容を同じ講義の中で同時に勉強していく、という形式でした。双方の講義を一通り受けてわかったのですが、「消費税法」では理論を勉強することで計算の内容が理解できるといった相乗効果が高いのに対し、「財務諸表論」は理論と計算で問題へのアプローチや思考方法がかなり異なるため、明確に分けて勉強した方が結局効率的といったことがあるようです。
これは「財務諸表論」が会計学という学問の一部であるため、特に理論問題の内容が学術的なものになってしまうのに対して、「消費税法」では法律や法令の内容や実際の適用例などについて問われるので、より実務的であるためであると思われます。
勿論「消費税法」は税法の一部ですので、法律制定の理論的な根拠など法学的な性質の理論問題も出せるとは思うのですが、そこまでアカデミックな視点は税理士には求められていないのかそのような問題の傾向ではないというのが実態です。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに〜
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