「簿記論」と日商簿記1級について(1)
お疲れ様です。ヨシオです。
いよいよ来週が税理士試験本番です!
ここまで来たら勉強もさることながら体調管理が最も重要となります。万全のコンディションで試験に臨めるよう気を付けましょうね。
という訳で、今回は「簿記論」と日商簿記1級について(1)です。
「簿記論」の出題範囲は以下のように規定されています。
「複式簿記の原理、その記帳・計算及び帳簿組織、商業簿記のほか工業簿記を含む。ただし、原価計算を除く。」日商簿記1級の試験科目は「商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算」です。これだけ比較しても、日商簿記1級の方が会計学と原価計算だけ多いことがわかります。
「簿記論」と日商簿記1級の両方を学習した私ヨシオの感覚からしますと、「簿記論」=日商簿記1級−原価計算−工業簿記のほとんど−会計学の理論といったように感じました。さらに「簿記論」では商業簿記の範囲の中でも日商簿記1級ではかなり重きを置かれている連結会計については近年までほとんど出題実績がなく、またキャッシュ・フロー計算書についても同様に「簿記論」では直接法の問題が過去に1回出たのみで間接法については未出題だったりします。
逆に「簿記論」にあって日商簿記1級にない論点としては推定簿記があげられますが、私の個人的な意見ですと、日商簿記1級でも例えばキャッシュ・フロー計算書(直接法)の作成過程では推定簿記と似たような思考プロセスをたどりますので、特段目新しい論点だとは感じませんでした。
では「簿記論」は日商簿記1級に比べて全然簡単なのでしょうか?次回はその辺りについてお話しいたしたいと思います。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに〜
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