税理士試験 受験資格の基礎知識
お疲れ様です。ヨシオです。
前回は少し横道にそれた内容でしたが、お楽しみいただけましたでしょうか?今回はまた税理士試験の基礎知識のお話に戻りたいと思います。
という訳で、今回は税理士試験の受験資格についてです。
税理士は国家資格ではありますが、その試験は誰もが受験できる訳ではありません。勿論、国籍や年齢・性別といったもので制限がある訳ではないのですが、受験するにはある一定の学歴や職歴、または資格が必要となります。
それに対して同じ会計系の国家資格である公認会計士試験は、現在受験資格に制限はありません。
またやはりメジャーな国家試験である司法試験の受験資格は、「法科大学院の修了」又は「予備試験の合格」というシンプルなものです。しかしこれらに比べ税理士試験の受験資格は非常に複雑なのです...
国税庁のHPに「税理士試験受験資格の概要」というページがあるのですが、
http://www.nta.go.jp/sonota/zeirishi/zeirishishiken/shikaku/shikaku.htm
ここに載っているのも「主な受験資格」ということで全部ではありません。
毎年春頃に「第○○回税理士試験受験案内」という冊子が配布され、そこに具体的な受験資格について事細かに記載されます。昨年第61回試験の案内には、全部で19項目の受験資格が記載されており、その後まるまる1ページに渡ってさらに細かい注意事項が書かれていました。
受験資格の中には「司法試験合格」などのやたらにハードルの高いものもありますが、多くの人は「大学卒業」「大学3年生以上」を受験資格にすると思います。(大学卒業や3年生以上といっても、履修した科目や取得した単位数などの細かな規定があります)また大学に進学されなかった方でも、日商簿記1級や全経簿記上級といった資格を取得していることも受験資格となりますので、こちらの対象になる方も多いでしょう。
ちなみに私ヨシオは大学の経済学部を卒業しておりましたので受験資格はあったのですが、税理士試験受験前にさらに日商簿記1級も取得いたしました。
税理士を目指すのなら少し遠回りかな、と思われるかもしれませんが、日商簿記1級の資格自体が経理職としては価値のあるものでしたし、また税理士試験の勉強にも大いに役に立ったので、結果的には良い選択だったと思っています。
日商簿記1級試験と税理士試験の関係についてはまた次回以降お話しいたしたいと思います。
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに〜
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