税理士科目選択(3)賢い科目選択をしよう!
お疲れ様です。ヨシオです。
税理士試験の科目選択は間違ってしまうと丸一年を、下手をすれば数年を棒に振ってしまう恐れもありますので、十分に検討して決めましょう。
という訳で、今回は税理士試験の受験科目について(3)です。
受験科目選択の二つ目のポイント、受験勉強の負担度合についてです。
まず合格率についてですが、どの科目も概ね10%前後であまり大きな差はありません。しかし例えば「住民税」は近年合格率が比較的高く、また受験者数も少なくつまりライバルが少ないので、受験しやすい科目と言えるかもしれません。
続いて学習時間についてです。
最も学習時間が多いと一般的にされているのが、選択必修の2科目「法人税法」と「所得税法」ですので、多くの人は受験するのはどちらか1科目に絞ります。またその他の選択科目では「相続税法」の学習時間の目安に対して、「酒税法」「国税徴収法」の学習時間の目安は3分の1程度と言われています。
それだけ大きな差ですとやはり科目選択の一つの要素として無視できないでしょう。
そして最後に受験科目の内容の特徴についてです。
一つには論点の重複する科目どうしを選択するのが効率が良いということです。例えば「法人税法」と「事業税」、「所得税法」と「住民税」といった組み合わせは、重複する論点も多く、一緒に学習すると効率が良いようです。もう一つは、理論の暗記と計算のどちらが得意かということです。多くの科目では理論と計算で五分五分の配点なのですが、「酒税法」は計算の比重が多く、「事業税」「国税徴収法」は理論に重きが置かれています。
ちなみに前回お話したヨシオの受験科目選択の理由ですが、事業会社内で働くために「法人税法」「消費税法」を選び、学習の効率を考えて「法人税法」と重複する論点のある「事業税」を考えています。ただ計算より理論の方が苦手なのでちょっと悩んでいるところです(笑)
という訳で、今回はここまで。
次回もお楽しみに〜
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