わたしの駆出時代
実務経験が一番
わたしの駆出時代
実務経験が一番
株式会社M
K・R
◎不動産業
◎社員数 4名
短大卒業後銀行に就職し、窓口や出納業務を担当していましたが、数字には強いと自負
しており、自分には経理の仕事が向いているのではないかな、と常々感じていました。
試算表などが一算合明(集計ミスなく、一発で勘定が合うこと)になると、とても
気持ちがいいな、と思っていたものです。
しかし経理担当に配属替えになるチャンスもなく、時は過ぎていきました。
そこで35歳のときに一念発起、あるきっかけで取得していた宅建と、簿記2級の資格を
活かし転職しようと決意したのです。
不動産会社の経理職を希望して何社も面接を受けましたが、ことごとく落とされ、
やっと受かった今の会社も初めは受付業務の担当でした。
ところが、40年間経理を担当していた方が退職することになり、簿記の資格を持って
いる私が、後を引き継ぐことに…。
1ヵ月の引継ぎ期間がありましたが、その方が退職していざ1人になると、その後は
分からないことばかりで、何度も挫折しそうになりました。簿記の資格があるとはいえ、
所詮は紙の上での知識でしかありません。
念願の経理職に就けたものの、実務の経験がなければ、資格もあまり役には立たない
のだと痛感させられたものです。
顧問税理士の先生はついているにせよ、1人経理なのでほかにチェックしてくれる人も
おらず、毎日正しく処理できているかが常に不安でした。
小さな会社なので経理だけでなく、算定基礎届や労働保険の申告など、総務分野の業務
も行なわなければならなかったことにも苦労しました。
1年に一度のことなので、せっかく処理しても次年度はまた思い出すのに時間がかかって、
なかなかスムースに進められないのです。
労働申告はチェック機能がないので、間違えて申告しても気づかなければそのまま納付
してしまいます。後で還付請求をするハメになったこともありました。
それでも、とにかく分からないことは本やネットで調べ、不安なときは知合いなどに
訊いて、徐々に実務を身につけていくことができました。そして勉強するうちに、経理の
奥深さを知り、そこに引きつけられていったのです。
出典:研修出版 経理WOMAN
実務経験が一番
株式会社M
K・R
◎不動産業
◎社員数 4名
短大卒業後銀行に就職し、窓口や出納業務を担当していましたが、数字には強いと自負
しており、自分には経理の仕事が向いているのではないかな、と常々感じていました。
試算表などが一算合明(集計ミスなく、一発で勘定が合うこと)になると、とても
気持ちがいいな、と思っていたものです。
しかし経理担当に配属替えになるチャンスもなく、時は過ぎていきました。
そこで35歳のときに一念発起、あるきっかけで取得していた宅建と、簿記2級の資格を
活かし転職しようと決意したのです。
不動産会社の経理職を希望して何社も面接を受けましたが、ことごとく落とされ、
やっと受かった今の会社も初めは受付業務の担当でした。
ところが、40年間経理を担当していた方が退職することになり、簿記の資格を持って
いる私が、後を引き継ぐことに…。
1ヵ月の引継ぎ期間がありましたが、その方が退職していざ1人になると、その後は
分からないことばかりで、何度も挫折しそうになりました。簿記の資格があるとはいえ、
所詮は紙の上での知識でしかありません。
念願の経理職に就けたものの、実務の経験がなければ、資格もあまり役には立たない
のだと痛感させられたものです。
顧問税理士の先生はついているにせよ、1人経理なのでほかにチェックしてくれる人も
おらず、毎日正しく処理できているかが常に不安でした。
小さな会社なので経理だけでなく、算定基礎届や労働保険の申告など、総務分野の業務
も行なわなければならなかったことにも苦労しました。
1年に一度のことなので、せっかく処理しても次年度はまた思い出すのに時間がかかって、
なかなかスムースに進められないのです。
労働申告はチェック機能がないので、間違えて申告しても気づかなければそのまま納付
してしまいます。後で還付請求をするハメになったこともありました。
それでも、とにかく分からないことは本やネットで調べ、不安なときは知合いなどに
訊いて、徐々に実務を身につけていくことができました。そして勉強するうちに、経理の
奥深さを知り、そこに引きつけられていったのです。
出典:研修出版 経理WOMAN
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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