わたしの駆出時代
<旅費の計算もばかにはできない>
R協会
M・M
◎安全衛生関係
◎職員数:450名
私が経理ウーマンとなったのは、社会人3年目、今から10年前のことです。
大学の数学科を卒業後、就職した先での最初の仕事は、調査・研究でした。
数字を使った業務が中心でしたが、もっと数字を細かく扱いたいという思いがあり、
経理職を希望。
その3年後、念願の経理職へ異動となりました。
経理での初めての業務は、各部署から申請があった交通費・旅費の申請書チェックでした。
出張期日を確認し、出張先までの旅費が最安値のルートで申請されているかを確認。
合っていればその金額を後日申請者に銀行振込みするという作業を行なっていました。
最初は「たかが旅費」と思っていたのですが、毎月何百人もの職員が使った交通費・
旅費についてチェックし、支払いの準備をするのは、想像以上に大変でした。
当時はまだ「駅すぱあと」のようなソフトは使用していなかったので、普段使い慣れ
ない時刻表を片手に、日々旅費の計算をしたものです。
申請者に「申請されたルートよりもこちらのルートのほうが安いので、この金額でしか
お支払いできません」という交渉をするのは苦痛でした。
中には「そんなもん知るか!」
と、折れてくれない人もいて…(泣)。
「10円単位でもお金の交渉って難しいんだな」と痛感させられました。
決算業務もひと筋縄ではいきませんでした。
勤務先は某省庁の関係団体なのですが、決算書類は管轄省庁に提出しなければなりません。
少しでもおかしいところがあるとつき返されるということの繰返しで、決算期はあっと
いう間に過ぎていきました。
扱っているお金の大半は国からいただいているもの。
それは皆さんの税金でもあると思うと、きちんと計算しなくてはという思いが高じて、
毎日のように終電での帰宅になりました。
消費税の切上げ、切捨ての計算の確認だけで1週間費やしたことも…。
家に帰ってから、母と深夜のお茶会をするのだけが楽しみだったことを、懐かしく
思い出します。
出典:研修出版 経理WOMAN
M・M
◎安全衛生関係
◎職員数:450名
私が経理ウーマンとなったのは、社会人3年目、今から10年前のことです。
大学の数学科を卒業後、就職した先での最初の仕事は、調査・研究でした。
数字を使った業務が中心でしたが、もっと数字を細かく扱いたいという思いがあり、
経理職を希望。
その3年後、念願の経理職へ異動となりました。
経理での初めての業務は、各部署から申請があった交通費・旅費の申請書チェックでした。
出張期日を確認し、出張先までの旅費が最安値のルートで申請されているかを確認。
合っていればその金額を後日申請者に銀行振込みするという作業を行なっていました。
最初は「たかが旅費」と思っていたのですが、毎月何百人もの職員が使った交通費・
旅費についてチェックし、支払いの準備をするのは、想像以上に大変でした。
当時はまだ「駅すぱあと」のようなソフトは使用していなかったので、普段使い慣れ
ない時刻表を片手に、日々旅費の計算をしたものです。
申請者に「申請されたルートよりもこちらのルートのほうが安いので、この金額でしか
お支払いできません」という交渉をするのは苦痛でした。
中には「そんなもん知るか!」
と、折れてくれない人もいて…(泣)。
「10円単位でもお金の交渉って難しいんだな」と痛感させられました。
決算業務もひと筋縄ではいきませんでした。
勤務先は某省庁の関係団体なのですが、決算書類は管轄省庁に提出しなければなりません。
少しでもおかしいところがあるとつき返されるということの繰返しで、決算期はあっと
いう間に過ぎていきました。
扱っているお金の大半は国からいただいているもの。
それは皆さんの税金でもあると思うと、きちんと計算しなくてはという思いが高じて、
毎日のように終電での帰宅になりました。
消費税の切上げ、切捨ての計算の確認だけで1週間費やしたことも…。
家に帰ってから、母と深夜のお茶会をするのだけが楽しみだったことを、懐かしく
思い出します。
出典:研修出版 経理WOMAN
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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