わたしの駆出時代
問題点に気づかなければ改善なし(2)
株式会社J
O・A
◎システム開発・情報処理他
◎社員数:21名
<1の位まで“出さない”難しさ>
経理の仕事で難しいのは、現在の会社のお金を正しく把握するとともに、いかに
先々の予測を的確に見積もるかということです。
先々のお金の動きは、現在進行形のプロジェクトはもとより、社内外のいろいろな
ことで日々変わっていきます。
現場もそれに合わせて動きを変えていきますし、会社の経営方針も時には大転換する
こともあります。中期や長期の経営計画も必要でしょう。
それらの元になる資料の作成が一番緊張します。
そして、“おおよそ”の扱いができなければなりません。
当初、上司から数字を聞かれると、私は1の位まで正確に答えていました。
しかし大体の場合、必要なのは“おおよそ”何千円とか何万円とかなのです。
たとえば予算を立てるのに、1円まで決めることはまずないでしょう。
会社の規模にもよるでしょうが、10万円とか100万円とか、“おおよそ”いくらに
なるか、それが求められるのです。
この“おおよそ”をどの単位でまるめるかは、業務や帳票によっても違います。
まるめ方(切上げ、切捨て、四捨五入)で桁が違ってしまうこともあります。
上司の求めに的確に答えられるようになるまでには、だいぶ時間を要したものです。
<経理は会社の影の力持ち>
経理部門は、何かを作るわけではありませんし、直接売り買いをするわけでも
ありません。
でも、せっかく他の部署の人がいろいろ作ったり売ったりして稼いでくれても、
それをきちんと管理しなくては、会社は儲かったとはいえないのではないでしょうか。
たとえば、原価がいくらで経費がいくら、何円で売れば儲かるのか。それらを管理し、
資料にまとめ、経営陣や現業部門へ提供していく、大げさに言えば、会社の影の力持ち、
それが経理部門だと思うのです。
今後は、遅ればせながら経済学をかじってみたいですね。
親会社の仕事がほとんどなので、わが社の業績はその親会社次第ですが、親会社の業績は、
日本の、世界の経済の動きに連動しています。
それらを単に数字の動きとしてだけでなく、経済の仕組みを理解した上で見ることができれば、
さらに自分の業務にも興味深く取り組めるのではないかと思っています。
出典:研修出版 経理WOMAN
O・A
◎システム開発・情報処理他
◎社員数:21名
<1の位まで“出さない”難しさ>
経理の仕事で難しいのは、現在の会社のお金を正しく把握するとともに、いかに
先々の予測を的確に見積もるかということです。
先々のお金の動きは、現在進行形のプロジェクトはもとより、社内外のいろいろな
ことで日々変わっていきます。
現場もそれに合わせて動きを変えていきますし、会社の経営方針も時には大転換する
こともあります。中期や長期の経営計画も必要でしょう。
それらの元になる資料の作成が一番緊張します。
そして、“おおよそ”の扱いができなければなりません。
当初、上司から数字を聞かれると、私は1の位まで正確に答えていました。
しかし大体の場合、必要なのは“おおよそ”何千円とか何万円とかなのです。
たとえば予算を立てるのに、1円まで決めることはまずないでしょう。
会社の規模にもよるでしょうが、10万円とか100万円とか、“おおよそ”いくらに
なるか、それが求められるのです。
この“おおよそ”をどの単位でまるめるかは、業務や帳票によっても違います。
まるめ方(切上げ、切捨て、四捨五入)で桁が違ってしまうこともあります。
上司の求めに的確に答えられるようになるまでには、だいぶ時間を要したものです。
<経理は会社の影の力持ち>
経理部門は、何かを作るわけではありませんし、直接売り買いをするわけでも
ありません。
でも、せっかく他の部署の人がいろいろ作ったり売ったりして稼いでくれても、
それをきちんと管理しなくては、会社は儲かったとはいえないのではないでしょうか。
たとえば、原価がいくらで経費がいくら、何円で売れば儲かるのか。それらを管理し、
資料にまとめ、経営陣や現業部門へ提供していく、大げさに言えば、会社の影の力持ち、
それが経理部門だと思うのです。
今後は、遅ればせながら経済学をかじってみたいですね。
親会社の仕事がほとんどなので、わが社の業績はその親会社次第ですが、親会社の業績は、
日本の、世界の経済の動きに連動しています。
それらを単に数字の動きとしてだけでなく、経済の仕組みを理解した上で見ることができれば、
さらに自分の業務にも興味深く取り組めるのではないかと思っています。
出典:研修出版 経理WOMAN
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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