わたしの駆出時代
問題点に気づかなければ改善なし(1)
株式会社J
O・A
◎システム開発・情報処理他
◎社員数:21名
入社時の配属はシステム部門でしたが、13年前、出産後の育休明けに、会社から
「経理部門へ移らないか?」と打診されました。
残業を望めず、しかも急に休む可能性がある人間は、あまりありがたくないという
理由で、私の移籍の話が持ち上がったようです。
システム部門に未練がなかったわけではありませんが、勤務体制等を考えて
承諾しました。
唯一の経理の知識は、学生時代に通信教育の講座で簿記入門を履修しただけ。
ほとんどないに等しい程度です。
正直、どうなることかと思いましたが、上司や親会社の経理部にも助けてもらい、
なんとかこなしてはいけました。
ただ、今まで漠然としかイメージのなかった会社の数字(売上高、利益など)が、
現実的な数字として見えたのを思い出します。
それまでは、自分の携わった仕事がどれだけの利益になるかなどということはほとん
ど知らなかったので、システムがいくらで売れて、原価がいくらで利益がいくらで、
そこから私の給料も出てくる、という今なら当たり前のこの図式が新鮮でした。
数年後、上司が変わりました。
前の上司は営業畑出身の人でしたが、新しい上司は生粋の経理マン。
帳票類は整備され、より使いやすくわかりやすいものへ改善されて、わが社の経理
業務は一変しました。
私は従来のやり方で、経理業務とはこんなものだと思い込んでおり、自社の経理を
もっと良くすることはできないかなどと考えたことはありませんでした。
でも新しい上司になって、自分の行なっていた日常業務が非効率だったということ
に気づかされました。
経理業務は、どうしてもルーチンワークが多くなりがち。
でもそのルーチンワークの積重ねこそが会社を動かしています。
それをただ漫然とこなしているだけでは進歩は望めません。
どうしたらより良くなるか、どうしたら会社の業績アップに貢献できるかを、常に
考えないといけないのです。
また、毎日の仕事も「なぜ? 何でそうなるのだろう?」という好奇心を持って見る
ようになると楽しくなる、と思うようにもなりました。
出典:研修出版 経理WOMAN
O・A
◎システム開発・情報処理他
◎社員数:21名
入社時の配属はシステム部門でしたが、13年前、出産後の育休明けに、会社から
「経理部門へ移らないか?」と打診されました。
残業を望めず、しかも急に休む可能性がある人間は、あまりありがたくないという
理由で、私の移籍の話が持ち上がったようです。
システム部門に未練がなかったわけではありませんが、勤務体制等を考えて
承諾しました。
唯一の経理の知識は、学生時代に通信教育の講座で簿記入門を履修しただけ。
ほとんどないに等しい程度です。
正直、どうなることかと思いましたが、上司や親会社の経理部にも助けてもらい、
なんとかこなしてはいけました。
ただ、今まで漠然としかイメージのなかった会社の数字(売上高、利益など)が、
現実的な数字として見えたのを思い出します。
それまでは、自分の携わった仕事がどれだけの利益になるかなどということはほとん
ど知らなかったので、システムがいくらで売れて、原価がいくらで利益がいくらで、
そこから私の給料も出てくる、という今なら当たり前のこの図式が新鮮でした。
数年後、上司が変わりました。
前の上司は営業畑出身の人でしたが、新しい上司は生粋の経理マン。
帳票類は整備され、より使いやすくわかりやすいものへ改善されて、わが社の経理
業務は一変しました。
私は従来のやり方で、経理業務とはこんなものだと思い込んでおり、自社の経理を
もっと良くすることはできないかなどと考えたことはありませんでした。
でも新しい上司になって、自分の行なっていた日常業務が非効率だったということ
に気づかされました。
経理業務は、どうしてもルーチンワークが多くなりがち。
でもそのルーチンワークの積重ねこそが会社を動かしています。
それをただ漫然とこなしているだけでは進歩は望めません。
どうしたらより良くなるか、どうしたら会社の業績アップに貢献できるかを、常に
考えないといけないのです。
また、毎日の仕事も「なぜ? 何でそうなるのだろう?」という好奇心を持って見る
ようになると楽しくなる、と思うようにもなりました。
出典:研修出版 経理WOMAN
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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