現役実務家が教える!簿記と実務の「差」
「精算表」と実務の年次決算(3)
こんにちは!
引き続き、年次決算の実務についてのお話です。
【出題】
前期に品質保証付きで販売した商品について顧客から修理の
申し出があったため、修理業者に修理を依頼し、修理代金
¥18,000を現金で支払っていたが、この取引が未記帳であった。
【解答】
借方 商品保証引当金 貸方 現金 金額18,000
【実務上の解説】
この解答のような事態は決して起こりません。
なぜなら、「現金勘定」の残高と、実際の現金有高とは、
毎日照合し、差異の原因が不明な場合には、「現金過不足」
勘定を用いて処理をします。(簿記で学習した通りです)
実務上、この「¥18,000」は次の2つのうち、どちらかの
処理がなされているはずです。
1、借方 修繕費 貸方 現金
2 借方 現金過不足 貸方 現金
依頼した修理業者が発行した領収証が経理の手元にある筈
ですから、借方を修繕費として処理をし、決算処理をする際に
借方の勘定科目を「商品保証引当金」に修正する、というのが
実務上発生しうる処理です。
初回にも述べましたが、決算整理若しくは決算処理は、現金勘定、
預金勘定が合致してから、取り掛かります。
逆に表現すれば、決算処理中に、現預金勘定の金額が変化する
ことはありません。
引き続き、年次決算の実務についてのお話です。
【出題】
前期に品質保証付きで販売した商品について顧客から修理の
申し出があったため、修理業者に修理を依頼し、修理代金
¥18,000を現金で支払っていたが、この取引が未記帳であった。
【解答】
借方 商品保証引当金 貸方 現金 金額18,000
【実務上の解説】
この解答のような事態は決して起こりません。
なぜなら、「現金勘定」の残高と、実際の現金有高とは、
毎日照合し、差異の原因が不明な場合には、「現金過不足」
勘定を用いて処理をします。(簿記で学習した通りです)
実務上、この「¥18,000」は次の2つのうち、どちらかの
処理がなされているはずです。
1、借方 修繕費 貸方 現金
2 借方 現金過不足 貸方 現金
依頼した修理業者が発行した領収証が経理の手元にある筈
ですから、借方を修繕費として処理をし、決算処理をする際に
借方の勘定科目を「商品保証引当金」に修正する、というのが
実務上発生しうる処理です。
初回にも述べましたが、決算整理若しくは決算処理は、現金勘定、
預金勘定が合致してから、取り掛かります。
逆に表現すれば、決算処理中に、現預金勘定の金額が変化する
ことはありません。
掲載日:
※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。