現役実務家が教える!簿記と実務の「差」
「精算表」と実務の年次決算(2)
こんにちは!4月に入りましたが、決算処理まっただ中の方が
多いのではないでしょうか。
今回は引き続き、年次決算の実務についてです。
経理と担当部署間で起こり得る決算の際に発覚した未記帳だった取引
のお話です。
【出題】
新築中だった店舗が完成し、2月1日に引渡しを受けていたが、
この取引が未記帳であった。
本工事に関する支出額全額を建物勘定へ振り替える。
ただし、工事代金は全額前払いしており、
建設仮勘定の残高のうち、新店舗に関する前払分は¥700,000である。
【解答】(仕訳形式)
借方 建物 貸方 建設仮勘定 金額700,000
【実務上の解説】
これは、実務上起こり得ます。
社内の新店舗建設担当部署(通常は総務部か)と経理部の
コミュニケーション不足の結果起こります。
建設仮勘定の発生は、出金が伴うので、必ず経理に情報が入ります。
また、実務上、建設代金を全額前払いすることは稀で、
よくあるケースは、手付け3割、中間4割、完成時3割です。
この方法だと、完成時3割を支払って時点で、建設仮勘定から
建物勘定へ全額を振り替えます。
尚、2月1日に引渡しを受けていますから、「減価償却費の月割」
が発生します。ただ、引渡しを受けた事実を経理が知らないとなると、
当該店舗を、事業の用に供していないかも知れないので、
実務上、減価償却費を月割り計上をするかどうかは微妙なところでしょう。
多いのではないでしょうか。
今回は引き続き、年次決算の実務についてです。
経理と担当部署間で起こり得る決算の際に発覚した未記帳だった取引
のお話です。
【出題】
新築中だった店舗が完成し、2月1日に引渡しを受けていたが、
この取引が未記帳であった。
本工事に関する支出額全額を建物勘定へ振り替える。
ただし、工事代金は全額前払いしており、
建設仮勘定の残高のうち、新店舗に関する前払分は¥700,000である。
【解答】(仕訳形式)
借方 建物 貸方 建設仮勘定 金額700,000
【実務上の解説】
これは、実務上起こり得ます。
社内の新店舗建設担当部署(通常は総務部か)と経理部の
コミュニケーション不足の結果起こります。
建設仮勘定の発生は、出金が伴うので、必ず経理に情報が入ります。
また、実務上、建設代金を全額前払いすることは稀で、
よくあるケースは、手付け3割、中間4割、完成時3割です。
この方法だと、完成時3割を支払って時点で、建設仮勘定から
建物勘定へ全額を振り替えます。
尚、2月1日に引渡しを受けていますから、「減価償却費の月割」
が発生します。ただ、引渡しを受けた事実を経理が知らないとなると、
当該店舗を、事業の用に供していないかも知れないので、
実務上、減価償却費を月割り計上をするかどうかは微妙なところでしょう。
掲載日:
※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
RANKINGオススメ
サービス
サービス
1位
2位
3位
SEMINAR新着
セミナー
セミナー
- 2025/05/25(日) 【テーマ別に解説】経理職の「自己PR」の書き方(WEB配信)
- 2028/04/15(土) 「横浜」個別転職相談会