現役実務家が教える!簿記と実務の「差」
買掛金と未収金
こんにちは!
本日は、簿記の分野でも、経理の日常業務でも、馴染み深い、
「買掛金」と「未払金」です。よく違いを理解しましょう!
【出題】
決算整理
未払金の支払額(当座預金口座からの振替)¥400,000
解答
借方 未払金 400,000 当座預金 400,000
【実務上の問題点】
実務上問題になるのが、支払うべき債務が「買掛金」なのか
「未払金」なのかが、はっきりしない場合がある、ということです。
もちろん、債務を計上したのは自分ですから、どちらの科目で
計上したかは、わかっているべきでしょう。
ただ、下に示すように、買掛か未払か微妙な取引があり、
そのときの判断で処理をすると、債務を決済するとき(支払処理をするとき)
に違った科目を消しこむことがあります。
極端な例を示します。
製造業で、工場の4階に従業員用の宿舎があり、その宿舎の電気料金は
居住している従業員が負担する。
工場内に、自家変電設備があり、電力会社からは、総額の請求額と、
各電気メーター毎の明細が送付されると仮定します。
この場合、正規の処理をすると
工場で使用した220vの電気料金は「買掛金」で、
工場で使用した110vの電気料金も「買掛金」で
事務所で使用した110vの電気料金は「未払金」で
従業員宿舎で使用した110vの電気料金は「立替金」となります。
では、工場と事務所間の廊下の照明に使用した電気料金は
「買掛金」か「未払金」のどちらでしょうか?
このように、細部にこだわると、たった一つの「電気料金に対する債務」
を記録するために、「膨大な手間」が掛かります。
このような場合には、上記すべてを「買掛金」として処理をし、
従業員から立て替えた電気料金が戻った場合も「電力費」の戻り、
として処理をすることをお勧めします。
「本来の未払金を買掛金として処理」することに関しては
「財務諸表等規則ガイドライン」四七ー二に「なお、買掛金
には、通常の取引に基づいて発生した役務の提供による営業上
の未払金、例えば、電気・ガス・水道料、外注加工費等の未払額
を含めることができる」と明記しています。
本日は、簿記の分野でも、経理の日常業務でも、馴染み深い、
「買掛金」と「未払金」です。よく違いを理解しましょう!
【出題】
決算整理
未払金の支払額(当座預金口座からの振替)¥400,000
解答
借方 未払金 400,000 当座預金 400,000
【実務上の問題点】
実務上問題になるのが、支払うべき債務が「買掛金」なのか
「未払金」なのかが、はっきりしない場合がある、ということです。
もちろん、債務を計上したのは自分ですから、どちらの科目で
計上したかは、わかっているべきでしょう。
ただ、下に示すように、買掛か未払か微妙な取引があり、
そのときの判断で処理をすると、債務を決済するとき(支払処理をするとき)
に違った科目を消しこむことがあります。
極端な例を示します。
製造業で、工場の4階に従業員用の宿舎があり、その宿舎の電気料金は
居住している従業員が負担する。
工場内に、自家変電設備があり、電力会社からは、総額の請求額と、
各電気メーター毎の明細が送付されると仮定します。
この場合、正規の処理をすると
工場で使用した220vの電気料金は「買掛金」で、
工場で使用した110vの電気料金も「買掛金」で
事務所で使用した110vの電気料金は「未払金」で
従業員宿舎で使用した110vの電気料金は「立替金」となります。
では、工場と事務所間の廊下の照明に使用した電気料金は
「買掛金」か「未払金」のどちらでしょうか?
このように、細部にこだわると、たった一つの「電気料金に対する債務」
を記録するために、「膨大な手間」が掛かります。
このような場合には、上記すべてを「買掛金」として処理をし、
従業員から立て替えた電気料金が戻った場合も「電力費」の戻り、
として処理をすることをお勧めします。
「本来の未払金を買掛金として処理」することに関しては
「財務諸表等規則ガイドライン」四七ー二に「なお、買掛金
には、通常の取引に基づいて発生した役務の提供による営業上
の未払金、例えば、電気・ガス・水道料、外注加工費等の未払額
を含めることができる」と明記しています。
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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