現役実務家が教える!簿記と実務の「差」
精算表
簿記の学習と、実務上の差異について「簿記の過去問」を例に解説!
●出題
得意先より売掛金¥1,500が当座預金に振り込まれていたが、この取引の記帳を
まだ行っていなかった。
●解答
借方 当座預金 1,500 貸方 売掛金 1,500
実務との差異が2つあります。
1.「当座預金」には、「通帳」がありません。
ですから「記帳」という行為は存在しません。
当座預金取引明細は、「当座勘定照合表」や「銀行勘定照合表」といった名前で
1ケ月分まとめて金融機関から送付されます。
そこで、実務上、その「照合表」に記載が漏れるということはありません。
(金融機関の信用にかかわってきます。)
なお、最近では、いわゆるファームバンキングで残高確認を行っている得意先に
関しては、この「照合表」の発行を省略する金融機関も出てきました。
2.「当座預金」ではなく、「普通預金」への入金確認は、どうするかという問題が
あります。
普通預金への記帳は、特に決算月には、翌月の取引が記載されるまで行います。
たとえば、
決算日が12月31日の場合には、翌年の取引が記載されるまで、預金勘定の締め切
りを延ばします。
翌年の取引が記載されれば、12月の記載漏れがないことが証明され、この出題の
ような事態を未然に防ぐことができます。
(1月の取引が当分の間見込めない場合には、少額の預け入れか引出しをあえて行
います。)
●出題
得意先より売掛金¥1,500が当座預金に振り込まれていたが、この取引の記帳を
まだ行っていなかった。
●解答
借方 当座預金 1,500 貸方 売掛金 1,500
実務との差異が2つあります。
1.「当座預金」には、「通帳」がありません。
ですから「記帳」という行為は存在しません。
当座預金取引明細は、「当座勘定照合表」や「銀行勘定照合表」といった名前で
1ケ月分まとめて金融機関から送付されます。
そこで、実務上、その「照合表」に記載が漏れるということはありません。
(金融機関の信用にかかわってきます。)
なお、最近では、いわゆるファームバンキングで残高確認を行っている得意先に
関しては、この「照合表」の発行を省略する金融機関も出てきました。
2.「当座預金」ではなく、「普通預金」への入金確認は、どうするかという問題が
あります。
普通預金への記帳は、特に決算月には、翌月の取引が記載されるまで行います。
たとえば、
決算日が12月31日の場合には、翌年の取引が記載されるまで、預金勘定の締め切
りを延ばします。
翌年の取引が記載されれば、12月の記載漏れがないことが証明され、この出題の
ような事態を未然に防ぐことができます。
(1月の取引が当分の間見込めない場合には、少額の預け入れか引出しをあえて行
います。)
掲載日:
※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。