現役実務家が教える!簿記と実務の「差」
未渡し小切手
簿記の学習と、実務上の差異について「簿記の過去問」を例に解説!
≪出題≫
インターネット広告の代金を支払う目的で振り出す予定の小切手¥100,000が、
本日(決算日)現在、未渡しであることが判明した。
なお、当社は、小切手の作成時点において当座預金勘定の貸方に記入している。
≪解答≫
借方 当座預金 100,000 貸方 未払金 100,000
(摘要欄:未渡し、戻し仕訳、等)
この設問と、実務上の差異について解説します。
通常、小切手は、支払条件に合わせて振り出します。
支払条件には、「支払日」も含まれています。
その支払日に合わせて小切手を振り出したのに、集金に来ない、広告会社に
落ち度があります。
しかし、集金に来ないからといって、振り出した小切手をそのまま金庫に
保管し、集金の催促をしなかった経理担当者にも大いに落ち度があります。
このような場合には、期限を決めて集金に来るよう催促するのが、経理担当
者の役目です。
もし、支払日が月末の場合には、小切手支払をすると、この事態が多発する
のは必然です。
その場合には、相手と交渉して、「振込」とするのが通常です。
なお、出題の文言「支払う目的で振り出す予定の小切手」というのは、実務
では、資金繰り表を作成する際に、支払方法欄に「小切手」と記載する時の
表現です。
実務上、支払日付で「小切手を振り出す」と表現し、振り出した日付で当座
預金の貸方に記入します。
「予定」という言葉を使用すると、「まだ振り出していない」と解釈します。
≪出題≫
インターネット広告の代金を支払う目的で振り出す予定の小切手¥100,000が、
本日(決算日)現在、未渡しであることが判明した。
なお、当社は、小切手の作成時点において当座預金勘定の貸方に記入している。
≪解答≫
借方 当座預金 100,000 貸方 未払金 100,000
(摘要欄:未渡し、戻し仕訳、等)
この設問と、実務上の差異について解説します。
通常、小切手は、支払条件に合わせて振り出します。
支払条件には、「支払日」も含まれています。
その支払日に合わせて小切手を振り出したのに、集金に来ない、広告会社に
落ち度があります。
しかし、集金に来ないからといって、振り出した小切手をそのまま金庫に
保管し、集金の催促をしなかった経理担当者にも大いに落ち度があります。
このような場合には、期限を決めて集金に来るよう催促するのが、経理担当
者の役目です。
もし、支払日が月末の場合には、小切手支払をすると、この事態が多発する
のは必然です。
その場合には、相手と交渉して、「振込」とするのが通常です。
なお、出題の文言「支払う目的で振り出す予定の小切手」というのは、実務
では、資金繰り表を作成する際に、支払方法欄に「小切手」と記載する時の
表現です。
実務上、支払日付で「小切手を振り出す」と表現し、振り出した日付で当座
預金の貸方に記入します。
「予定」という言葉を使用すると、「まだ振り出していない」と解釈します。
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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