お疲れ様です。ヨシオです。
4月になり新しい環境での生活がスタートされた方もいらっしゃると思います。
忙しくなってなかなか勉強の時間もとれない…、
なんて方もこのメルマガで少しでも頭をリフレッシュして頂けたら幸いです。
という訳で、今回は仮払金・仮受金・立替金・預り金です。


次の各取引について仕訳しなさい。
(1)A従業員の出張にあたり、旅費概算額30,000円を現金で渡した。
(2)出張中のA従業員から100,000円が当座預金に振り込まれたが、
連絡がないため内容は不明であった。
(3)A従業員が出張から帰り、(2)の不明入金は売掛金の回収であることが判明した。
またA従業員は旅費の精算を行い、現金5,000円を返済した。
(4)B従業員より給料の前払いの依頼があり、75,000円を現金で支払った。
(5)(4)の後、B従業員に給料215,000円を支給するにあたり、
所得税の源泉徴収分10,000円と(4)の前払い分を差し引き、手取金を現金で支払った。
(6)(5)で預かった所得税の源泉徴収額を、税務署に現金で支払った。


〈今日のポイント〉
・仮払金　…　現金などを支払ったが金額や勘定科目が未確定の時（資産の勘定）
・仮受金　…　現金などを受け取ったが金額や勘定科目が未確定の時（負債の勘定）　
・立替金　…　取引先負担の諸掛りの立替払いや従業員への給料の前払いなど（資産の勘定）
・預り金　…　従業員の給料からの所得税の源泉徴収など（負債の勘定）



〈解答〉
(1)仮払金30,000／現金30,000
(2)当座預金100,000／仮受金100,000
(3)仮受金100,000／売掛金100,000
    旅費交通費25,000／仮払金30,000
    現金5,000／
(4)立替金75,000／現金75,000
(5)給料215,000／立替金75,000
　　　　　　　     ／預り金10,000
　　　　　　     　／現金130,000
(6)預り金10,000／現金10,000