お疲れ様です。ヨシオです。
お盆真っ只中ですが、皆さんどのようにお過ごしでしょうか？
ヨシオのもう一つの連載を読んで頂いている方はご存じでしょうが、
先日税理士試験の終わったヨシオは今一年間で一番ダラけています…
という訳で、今回は訂正仕訳です。



決算にあたり以下の誤りを発見した。
そこでそれを訂正するための仕訳をしなさい。
なお、商品売買の記帳は三分法によること。

(1)得意先A商店に商品400,000円を販売し、代金については同店振出の
約束手形で回収した際、誤って貸方科目を売掛金と記帳していた。

(2)仕入先B商店宛の約束手形180,000円が満期日となり、
当座預金口座から支払われたが、誤って借方科目を仕入と記帳していた。

(3)収入印紙60,000円を現金で購入したが、勘定科目を通信費と記帳していた。

(4)商品300,000円を掛で購入した際、誤って貸借反対に記帳していた。

(5)借入金5,000,000円について当座預金より振り込んで返済したが、
誤って返済金額を50,000,000円と記帳していた。

(6)＊参考問題「銀行勘定調整表〜入金通知の未達〜」（日商簿記2級レベル）＊
決算日において、得意先C商店からの売掛金750,000円が当座預金口座に
振り込まれていたが、銀行よりの通知が届いていなかったことが判明した。



〈今日のポイント〉

訂正仕訳の問題を解くには、以下のような手順を踏むと良い。

・まず期中に誤ってしまった仕訳の逆仕訳を作成する。
・続いて本来すべきであった正しい仕訳を作成する。
・上記２つの仕訳を合算する。

【問題(1)の場合】
（誤った仕訳の逆仕訳）売掛金400,000／受取手形400,000
（正しい仕訳）受取手形400,000／売上400,000
⇒これらを合算すると、貸借の現金が相殺され解答の訂正仕訳となる。



〈解答〉

(1)売掛金400,000／売上400,000

(2)支払手形180,000／仕入180,000

(3)租税公課60,000/通信費60,000

(4)仕入600,000／買掛金600,000

(5)当座預金45,000,000／借入金45,000,000

(6)当座預金750,000／売掛金750,000