目指せ連載440回!簿記検定通
決算整理〜貸倒引当金〜
お疲れ様です。ヨシオです。
今年ももう一ヶ月が過ぎてしまいました。
皆さん年初にたてた目標は順調に進んでいますか?
一年はあっという間に過ぎてしまいますので、
まだまだ取り返しのつく今のうちに気合いをいれ直しましょう!
という訳で、今回は決算整理〜貸倒引当金〜です。
次の各取引について仕訳しなさい。
(1)得意先A店が倒産したため、同店に対する売掛金30,000円を貸倒れとする。
なお、貸倒引当金勘定の残高はない。
(2)得意先B店が倒産したため、同店に対する売掛金20,000円を貸倒れとする。
なお、貸倒引当金勘定の残高は50,000円であった。
(3)得意先C店が倒産したため、同店に対する売掛金150,000円を貸倒れとする。
なお、貸倒引当金勘定の残高は90,000円であった。
(4)前期に貸倒れとして処理していた売掛金40,000円が当座預金に振り込まれた。
(5)決算となり、売掛金の期末残高に対して1%の貸倒引当金を設定する。
会計処理の方法は差額補充法により、期末残高は以下の通りである。
売掛金期末残高:3,000,000円、貸倒引当金期末残高:10,000円
(6)決算となり、売掛金の期末残高に対して1%の貸倒引当金を設定する。
会計処理の方法は差額補充法により、期末残高は以下の通りである。
売掛金期末残高:2,000,000円、貸倒引当金期末残高:30,000円
(7)*参考問題「修繕引当金」(日商簿記2級レベル)*
決算となり、翌期に予定されている建物の修繕に対する支出のうち、
当期の負担となる部分の金額1,000,000円を見積り計上した。
〈今日のポイント〉
・貸倒れ…売掛金などの債権が得意先の倒産などで回収不能になること
・貸倒損失(費用の勘定)…貸倒れとなった金額の費用処理に用いる
・貸倒引当金(資産のマイナス勘定)…貸倒れに備えた準備額で決算時に見積もる
・貸倒引当金繰入(費用の勘定)…貸倒れ見積額>貸倒引当金残高の時に借方に計上
・貸倒引当金戻入(収益の勘定)…貸倒れ見積額<貸倒引当金残高の時に貸方に計上
・償却債権取立益(収益の勘定)…前期以前に貸倒れとして処理した債権を回収した時に用いる
〈解答〉
(1)貸倒損失30,000/売掛金30,000
(2)貸倒引当金20,000/売掛金20,000
(3)貸倒引当金90,000/売掛金150,000
貸倒損失60,000/
(4)当座預金40,000/償却債権取立益40,000
(5)貸倒引当金繰入20,000/貸倒引当金20,000
(6)貸倒引当金10,000/貸倒引当金戻入10,000
(7)修繕引当金繰入1,000,000/修繕引当金1,000,000
今年ももう一ヶ月が過ぎてしまいました。
皆さん年初にたてた目標は順調に進んでいますか?
一年はあっという間に過ぎてしまいますので、
まだまだ取り返しのつく今のうちに気合いをいれ直しましょう!
という訳で、今回は決算整理〜貸倒引当金〜です。
次の各取引について仕訳しなさい。
(1)得意先A店が倒産したため、同店に対する売掛金30,000円を貸倒れとする。
なお、貸倒引当金勘定の残高はない。
(2)得意先B店が倒産したため、同店に対する売掛金20,000円を貸倒れとする。
なお、貸倒引当金勘定の残高は50,000円であった。
(3)得意先C店が倒産したため、同店に対する売掛金150,000円を貸倒れとする。
なお、貸倒引当金勘定の残高は90,000円であった。
(4)前期に貸倒れとして処理していた売掛金40,000円が当座預金に振り込まれた。
(5)決算となり、売掛金の期末残高に対して1%の貸倒引当金を設定する。
会計処理の方法は差額補充法により、期末残高は以下の通りである。
売掛金期末残高:3,000,000円、貸倒引当金期末残高:10,000円
(6)決算となり、売掛金の期末残高に対して1%の貸倒引当金を設定する。
会計処理の方法は差額補充法により、期末残高は以下の通りである。
売掛金期末残高:2,000,000円、貸倒引当金期末残高:30,000円
(7)*参考問題「修繕引当金」(日商簿記2級レベル)*
決算となり、翌期に予定されている建物の修繕に対する支出のうち、
当期の負担となる部分の金額1,000,000円を見積り計上した。
〈今日のポイント〉
・貸倒れ…売掛金などの債権が得意先の倒産などで回収不能になること
・貸倒損失(費用の勘定)…貸倒れとなった金額の費用処理に用いる
・貸倒引当金(資産のマイナス勘定)…貸倒れに備えた準備額で決算時に見積もる
・貸倒引当金繰入(費用の勘定)…貸倒れ見積額>貸倒引当金残高の時に借方に計上
・貸倒引当金戻入(収益の勘定)…貸倒れ見積額<貸倒引当金残高の時に貸方に計上
・償却債権取立益(収益の勘定)…前期以前に貸倒れとして処理した債権を回収した時に用いる
〈解答〉
(1)貸倒損失30,000/売掛金30,000
(2)貸倒引当金20,000/売掛金20,000
(3)貸倒引当金90,000/売掛金150,000
貸倒損失60,000/
(4)当座預金40,000/償却債権取立益40,000
(5)貸倒引当金繰入20,000/貸倒引当金20,000
(6)貸倒引当金10,000/貸倒引当金戻入10,000
(7)修繕引当金繰入1,000,000/修繕引当金1,000,000
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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