税理士のひとりごと
決断力とは(前編)
仕事でもプライベートでも、常に何かの決断をしているのが多くの方の
人生ではないかと思います。
大きな決断はそうあるものではないでしょうが、小さな二者択一の決断と
いうのは振り返ってみると頻繁にあるように思います。
皆さんも、仕事では「来月の資金繰りを考えて融資の申込みを社長に提言
するべきかどうか」、プライベートでは「この家電製品を買い換えるべき
かどうか」など、種種雑多の決断をされていることでしょう。
では、決断力とは何でしょうか(対極の言葉は優柔不断といわれています)。
一般的にいわれるのは、「よし、この方針で行こう!」といったように、先頭
に立って果敢に意思決定することです。
そしてそれは、古今東西を問わず、とても大事なことであると伝えられています。
たとえば、鉄鋼王のアンドリュー・カーネギー氏は「誰でも機会に恵まれない
者はない。ただそれを捕らえられなかっただけだ」と言っていますし、三国志の
故事成語には「泣いて馬謖を斬る(秩序を乱す者は、それが処分するのに惜しい
人物であっても厳罰に処する)」という言葉があり、決断することの重要性を
説いています。
「先に何をしないのかを決めることが大事」
私も、スピード感を持ってズバズバと物事を決めていく決断力は素晴らしいこと
であると思います。
しかし、中小企業で社長があれやろう、これやろうと旗振りをしても、従業員や
周囲の人は白けているというのが本当のところではないでしょうか。
それは、「すでに日々の業務が多忙なのに、さらに仕事が増えるの!?」という
従業員側の事情があるからです。
すなわち、何をやるのかを決めることよりも、「先に何をしないのかを決める」
ことのほうがより大事なのではないかと思うのです。
実際、新規事業の提案や実行はやろうと思えば社長以外の誰でもできますが、
「(今までやってきたことでこれからは)これをやらない」と決めることは、
中小企業においては社長しかできません。
皆さんも、経理作業の中で「これやらなくてもいいのと違う?」と思っても、
なかなかやらないことを決めるのは難しいのでないでしょうか。
決断力とは、単に何かをやると決めることだけではなく、状況によっては、
「まずやらないことを決めること」という意味も含んでいると思うのです。
出典:研修出版 経理WOMAN
人生ではないかと思います。
大きな決断はそうあるものではないでしょうが、小さな二者択一の決断と
いうのは振り返ってみると頻繁にあるように思います。
皆さんも、仕事では「来月の資金繰りを考えて融資の申込みを社長に提言
するべきかどうか」、プライベートでは「この家電製品を買い換えるべき
かどうか」など、種種雑多の決断をされていることでしょう。
では、決断力とは何でしょうか(対極の言葉は優柔不断といわれています)。
一般的にいわれるのは、「よし、この方針で行こう!」といったように、先頭
に立って果敢に意思決定することです。
そしてそれは、古今東西を問わず、とても大事なことであると伝えられています。
たとえば、鉄鋼王のアンドリュー・カーネギー氏は「誰でも機会に恵まれない
者はない。ただそれを捕らえられなかっただけだ」と言っていますし、三国志の
故事成語には「泣いて馬謖を斬る(秩序を乱す者は、それが処分するのに惜しい
人物であっても厳罰に処する)」という言葉があり、決断することの重要性を
説いています。
「先に何をしないのかを決めることが大事」
私も、スピード感を持ってズバズバと物事を決めていく決断力は素晴らしいこと
であると思います。
しかし、中小企業で社長があれやろう、これやろうと旗振りをしても、従業員や
周囲の人は白けているというのが本当のところではないでしょうか。
それは、「すでに日々の業務が多忙なのに、さらに仕事が増えるの!?」という
従業員側の事情があるからです。
すなわち、何をやるのかを決めることよりも、「先に何をしないのかを決める」
ことのほうがより大事なのではないかと思うのです。
実際、新規事業の提案や実行はやろうと思えば社長以外の誰でもできますが、
「(今までやってきたことでこれからは)これをやらない」と決めることは、
中小企業においては社長しかできません。
皆さんも、経理作業の中で「これやらなくてもいいのと違う?」と思っても、
なかなかやらないことを決めるのは難しいのでないでしょうか。
決断力とは、単に何かをやると決めることだけではなく、状況によっては、
「まずやらないことを決めること」という意味も含んでいると思うのです。
出典:研修出版 経理WOMAN
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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