税理士のひとりごと
限界への挑戦
今回は、「限界への挑戦」について、独断と偏見になりますが、お話しします。
おごれる人も久しからず
「祇園精舎の鐘の声。諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色。盛者必衰の理を
あらはす。
おごれる人も久しからず。ただ春の世の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ」
平家物語の有名な一節ですが、傲慢になることへの戒めでもあります。
会社がうまくいき出すと、会社も社長も傲慢になることがあります。
「わしは今までいろいろと経験してきて仏教も少したしなんだから、まぁ、傲慢
になるようなことはもうないわ、心配せんでええ」と言ってしまったら、それが
そもそも傲慢なのかもしれません。
欲深いのが人間です。また欲があるから成長があるのでしょう。
常に「何か問題ないかな?」という自らへの問いを持ち続け、常に若干の不安感を
持ち続けることが、健全なことのように思います。
限界に挑戦していますか?
経営者にとっては息抜きも必要ですが、もう一つ必要だと思うのは、「限界への挑
戦」です。
前回の息抜きの話の後に、「限界への挑戦」とはしんどいなー、と思われるかもし
れませんが、会社を起こされた当初、2代目、3代目経営者が会社を引き継いだとき、
会社がピンチのとき、売上急増で睡眠不足のときなど、がむしゃらに仕事をしたとき
というのがあるのではないでしょうか。
しかし、惰性で仕事をしているように感じることが増えてくると、ハングリーさが欠
けてきます。
(欲がなくなってきたときも、ハングリーさが欠けてきますので要注意です。)
ハングリーさが欠けてくると、「新商品のアイデアが出てこない」「営業時に力強さ
が感じられない」「社内での威厳が低下する」など、経営上の弊害が多数出てきます。
何より、自分自身への歯がゆさが一番大きい弊害かもしれません。
経営者には、「渇いている部分=ハングリーさ」を心のどこかに忍ばせておくことが
必要かと思われます。
そこでオススメするのが、スポーツでも絵でも仕事でも何でもいいので、「限界へ
挑戦する」時間を、月に一度でも週に一度でもつくることです。
満たされた中にいるとまったく見えない、渇いた中でしかわからない世界というのが
あります。
がむしゃらに仕事をしたときなどに経験する、なぜかうまくいった、
なぜかアイデアがどんどん出てきた、というアレです。
ちなみに私のハングリー獲得法は、走ることです。「もう走るのイヤ、歩きたい、
止まりたい、水がほしい、たまらん…」となるまで、走り続けることがあります。
家に着いたらTシャツが汗ボトボトで、しぼれるほどです。足の爪がはがれたり、
皮が向けたりなどもしょっちゅうです。
いつもではないですが、ハングリーさが欠けてきたかなと感じると、走り続けるよう
にしています。長いときは25キロぐらい走ります。
何かで限界に挑戦する生き方を実践していると、自信が出てきて言葉に迫力が生まれ
ます。感性も研ぎ澄まされますので、アイデアがどんどん出てきます。
今、売上減で苦しんでいる方、資金繰りに窮している方、従業員とのトラブルに頭を
抱えている方、まさに「お金」や「異性」で悩んでいる方、たまには息抜きをしてく
ださい。
そして、たまには限界への挑戦もしてください。
出典:研修出版 経理WOMAN
おごれる人も久しからず
「祇園精舎の鐘の声。諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色。盛者必衰の理を
あらはす。
おごれる人も久しからず。ただ春の世の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ」
平家物語の有名な一節ですが、傲慢になることへの戒めでもあります。
会社がうまくいき出すと、会社も社長も傲慢になることがあります。
「わしは今までいろいろと経験してきて仏教も少したしなんだから、まぁ、傲慢
になるようなことはもうないわ、心配せんでええ」と言ってしまったら、それが
そもそも傲慢なのかもしれません。
欲深いのが人間です。また欲があるから成長があるのでしょう。
常に「何か問題ないかな?」という自らへの問いを持ち続け、常に若干の不安感を
持ち続けることが、健全なことのように思います。
限界に挑戦していますか?
経営者にとっては息抜きも必要ですが、もう一つ必要だと思うのは、「限界への挑
戦」です。
前回の息抜きの話の後に、「限界への挑戦」とはしんどいなー、と思われるかもし
れませんが、会社を起こされた当初、2代目、3代目経営者が会社を引き継いだとき、
会社がピンチのとき、売上急増で睡眠不足のときなど、がむしゃらに仕事をしたとき
というのがあるのではないでしょうか。
しかし、惰性で仕事をしているように感じることが増えてくると、ハングリーさが欠
けてきます。
(欲がなくなってきたときも、ハングリーさが欠けてきますので要注意です。)
ハングリーさが欠けてくると、「新商品のアイデアが出てこない」「営業時に力強さ
が感じられない」「社内での威厳が低下する」など、経営上の弊害が多数出てきます。
何より、自分自身への歯がゆさが一番大きい弊害かもしれません。
経営者には、「渇いている部分=ハングリーさ」を心のどこかに忍ばせておくことが
必要かと思われます。
そこでオススメするのが、スポーツでも絵でも仕事でも何でもいいので、「限界へ
挑戦する」時間を、月に一度でも週に一度でもつくることです。
満たされた中にいるとまったく見えない、渇いた中でしかわからない世界というのが
あります。
がむしゃらに仕事をしたときなどに経験する、なぜかうまくいった、
なぜかアイデアがどんどん出てきた、というアレです。
ちなみに私のハングリー獲得法は、走ることです。「もう走るのイヤ、歩きたい、
止まりたい、水がほしい、たまらん…」となるまで、走り続けることがあります。
家に着いたらTシャツが汗ボトボトで、しぼれるほどです。足の爪がはがれたり、
皮が向けたりなどもしょっちゅうです。
いつもではないですが、ハングリーさが欠けてきたかなと感じると、走り続けるよう
にしています。長いときは25キロぐらい走ります。
何かで限界に挑戦する生き方を実践していると、自信が出てきて言葉に迫力が生まれ
ます。感性も研ぎ澄まされますので、アイデアがどんどん出てきます。
今、売上減で苦しんでいる方、資金繰りに窮している方、従業員とのトラブルに頭を
抱えている方、まさに「お金」や「異性」で悩んでいる方、たまには息抜きをしてく
ださい。
そして、たまには限界への挑戦もしてください。
出典:研修出版 経理WOMAN
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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