Dr.Kの経理お悩み散薬
利益計算の仕組み
「経理実務の学校」に寄せられる実務家の悩みをDr.Kが解説!
(Q)「利益計算の仕組み」について基本を教えてください。
(A) 「利益計算の仕組み」には「財産法」「損益法」「誘導法」
「棚卸法」があります。「財産法」は期首と期末の純資産額
を比較して当該期間の純資産増加分を利益とする仕組みです。
「損益法」は純資産増加原因である収益から減少原因である
費用を控除して利益を計算する仕組みです。「誘導法」は帳
簿記録に基づき貸借対照表、損益計算書を作成し、利益を計
算する仕組みです。「棚卸法」は資産・負債を実地調査して
作成した財産目録により貸借対照表を作成し、純資産の増加
分を利益とする仕組みです。
「財産法」「棚卸法」は貸借対照表による利益計算で、利益
の発生源泉は不明です。「損益法」は損益計算書による利益
計算で、利益の発生源泉はわかりますが、その裏付けの純資
産の状況は不明です。「誘導法」は貸借対照表・損益計算書
を作成するため折衷型です。
我が国では売上高から段階利益を計算する「損益法」重視。
概念として「収益費用アプローチ」と呼ばれます。
一方、国際会計基準では「包括利益」に見られるように、基
本的に期首と期末の純資産額を比較して当該期間の純資産増
加分(ただし、純資産の増減から資本取引による純資産の増
減を控除した利益)を利益とする「財産法」です。概念とし
て「資産負債アプローチ」と呼ばれます。
ご参考:金融研究研修センターにおける「ディスカッションペ
ーパー(DP)」
「包括利益報告の透明性と投資家の合理的期待形成」
http://www.fsa.go.jp/frtc/seika/discussion/2008/20090327.pdf
(Q)「利益計算の仕組み」について基本を教えてください。
(A) 「利益計算の仕組み」には「財産法」「損益法」「誘導法」
「棚卸法」があります。「財産法」は期首と期末の純資産額
を比較して当該期間の純資産増加分を利益とする仕組みです。
「損益法」は純資産増加原因である収益から減少原因である
費用を控除して利益を計算する仕組みです。「誘導法」は帳
簿記録に基づき貸借対照表、損益計算書を作成し、利益を計
算する仕組みです。「棚卸法」は資産・負債を実地調査して
作成した財産目録により貸借対照表を作成し、純資産の増加
分を利益とする仕組みです。
「財産法」「棚卸法」は貸借対照表による利益計算で、利益
の発生源泉は不明です。「損益法」は損益計算書による利益
計算で、利益の発生源泉はわかりますが、その裏付けの純資
産の状況は不明です。「誘導法」は貸借対照表・損益計算書
を作成するため折衷型です。
我が国では売上高から段階利益を計算する「損益法」重視。
概念として「収益費用アプローチ」と呼ばれます。
一方、国際会計基準では「包括利益」に見られるように、基
本的に期首と期末の純資産額を比較して当該期間の純資産増
加分(ただし、純資産の増減から資本取引による純資産の増
減を控除した利益)を利益とする「財産法」です。概念とし
て「資産負債アプローチ」と呼ばれます。
ご参考:金融研究研修センターにおける「ディスカッションペ
ーパー(DP)」
「包括利益報告の透明性と投資家の合理的期待形成」
http://www.fsa.go.jp/frtc/seika/discussion/2008/20090327.pdf
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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