Dr.Kの経理お悩み散薬
トライアングル体制
「経理実務の学校」に寄せられる実務家の悩みをDr.Kが解説!
(Q)3月期決算上場企業の有価証券報告書がでそろう時期ですが、
計算書類、財務諸表など様々な決算書類は何故必要なのですか
教えてください。
(A) 決算書、決算書類などと通常よばれている書類等は、法務省、
金融庁、国税庁でそれぞれ呼称が違い、作成規定も異なります。
法務省は「会社法」「会社計算規則」で「計算書類(等)」と
称し、金融庁は「金融商品取引法」「財務諸表規則」で「財務
諸表」と、国税庁は「法人税法」で「決算書」としています。
この3つの関係を下世話に「トライアングル体制」と呼んでい
ます。上場企業では情報開示制度に関してこの開示体制の一元
化など様々な要望が表明されています。
国際財務報告基準(IFRSs)の採用が世界中に広がりつつある今
日、効率的合理的開示が求められています。
たとえば、株主総会で確定した決算を有価証券報告書で開示し
ていますが、その内容は詳細に企業の実態や課題が盛り込まれ
ています。これを株主総会前に開示すれば、株主総会がより有
効な内容になるのではとの考えも見られます。
各官庁では決算書提出の目的が異なることが、「トライアング
ル体制」の基であるのは理解できますが、何とかならないもの
でしょうか?
(Q)3月期決算上場企業の有価証券報告書がでそろう時期ですが、
計算書類、財務諸表など様々な決算書類は何故必要なのですか
教えてください。
(A) 決算書、決算書類などと通常よばれている書類等は、法務省、
金融庁、国税庁でそれぞれ呼称が違い、作成規定も異なります。
法務省は「会社法」「会社計算規則」で「計算書類(等)」と
称し、金融庁は「金融商品取引法」「財務諸表規則」で「財務
諸表」と、国税庁は「法人税法」で「決算書」としています。
この3つの関係を下世話に「トライアングル体制」と呼んでい
ます。上場企業では情報開示制度に関してこの開示体制の一元
化など様々な要望が表明されています。
国際財務報告基準(IFRSs)の採用が世界中に広がりつつある今
日、効率的合理的開示が求められています。
たとえば、株主総会で確定した決算を有価証券報告書で開示し
ていますが、その内容は詳細に企業の実態や課題が盛り込まれ
ています。これを株主総会前に開示すれば、株主総会がより有
効な内容になるのではとの考えも見られます。
各官庁では決算書提出の目的が異なることが、「トライアング
ル体制」の基であるのは理解できますが、何とかならないもの
でしょうか?
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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