Dr.Kの経理お悩み散薬
RULE & PRINCIPLE
「経理実務の学校」に寄せられる実務家の悩みをDr.Kが解説!
(Q)前回は、IFRS(国際財務報告基準)のことがありました。
英語力の必要性は認識できました。IFRSの背景は何です
か?
(A) 英語力の必要性を述べたので、標題も英語にしました。
IFRSの背景は、世の中の流れとでもいいますか、世の中
「RULE」から「PRINCIPLE(原則)」へ変わりつつあります。
会計基準は各国の商慣習などからお国柄を反映して、作られ
てきました。しかし、経済は国境を超えてしまい、ボーダレ
スの時代に入りました。読者の身の周りを見ても、衣食住す
べて日本だけでは賄えません。経済を扱う会計基準もルール
(法律など)よりも実態が先に動き変化しています。
ルールを決めても、現実はさらに先に進んでいます。そこで、
「PRINCIPLE(原則)」の登場です。
IFRSはEUで始まりました。島国英国とフランス・ドイ
ツなどの大陸諸国では交通ルールは左右反対です。そこには
「交通安全」という「PRINCIPLE(原則)」が必要になりま
した。原則を守り、ルールは諸事情に応じて決める。
これが、IFRSが世界的に受入られている所以です。
日本でも金融庁が「金融サービス業におけるプリンシプル」
を公表、「ルールベースの監督とプリンシプルベースの監督
の最適な組合せ」という考えを打ち出しました。
このように、「RULE」から「PRINCIPLE(原則)」へという動
きがIFRSの背景にあると筆者は思っています。
「金融サービス業におけるプリンシプル」等の公表について
http://www.fsa.go.jp/news/19/20080418-2.html
(Q)前回は、IFRS(国際財務報告基準)のことがありました。
英語力の必要性は認識できました。IFRSの背景は何です
か?
(A) 英語力の必要性を述べたので、標題も英語にしました。
IFRSの背景は、世の中の流れとでもいいますか、世の中
「RULE」から「PRINCIPLE(原則)」へ変わりつつあります。
会計基準は各国の商慣習などからお国柄を反映して、作られ
てきました。しかし、経済は国境を超えてしまい、ボーダレ
スの時代に入りました。読者の身の周りを見ても、衣食住す
べて日本だけでは賄えません。経済を扱う会計基準もルール
(法律など)よりも実態が先に動き変化しています。
ルールを決めても、現実はさらに先に進んでいます。そこで、
「PRINCIPLE(原則)」の登場です。
IFRSはEUで始まりました。島国英国とフランス・ドイ
ツなどの大陸諸国では交通ルールは左右反対です。そこには
「交通安全」という「PRINCIPLE(原則)」が必要になりま
した。原則を守り、ルールは諸事情に応じて決める。
これが、IFRSが世界的に受入られている所以です。
日本でも金融庁が「金融サービス業におけるプリンシプル」
を公表、「ルールベースの監督とプリンシプルベースの監督
の最適な組合せ」という考えを打ち出しました。
このように、「RULE」から「PRINCIPLE(原則)」へという動
きがIFRSの背景にあると筆者は思っています。
「金融サービス業におけるプリンシプル」等の公表について
http://www.fsa.go.jp/news/19/20080418-2.html
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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