Dr.Kの経理お悩み散薬
外形標準課税と事業所税?
(Q)「外形標準課税と事業所税と似ていますが?」
(A) 「外形標準」とは、事業所の床面積や従業員数、資本金等及び
付加価値など外観(外形)から客観的に判断できる基準のこと
で、「外形標準課税」という課税方法の課税標準のことです。
税は「従量税」「従価税」に区分されます。前者には酒税、ガ
ソリン税などがあります。後者には所得税など「所得標準」と
、「事業所税」など「外形標準」があります。
従来、「事業税」は事業活動に伴い地方自治体から各種の行政
サービスを受けているので、必要な経費を分担すべきであると
いう考え方(応益課税)から「所得標準」で課税していました。
「事業所税」は「事業税」と異なり、昭和50年に都市環境整備
財源を確保するためする目的税として創設され、30年余り立ち
ました。事業所の床面積(資産割)と従業者給与総額(従業者
割)という「外形標準」で課税する地方税(市町村税、東京23
区は都税)です。
「事業税」は「所得標準」でしたので、赤字企業は事業税を納
めなくてよかったのですが、バブル崩壊後、銀行など大口納税
者が納税義務がなくなり、この点で応益課税が問題になりまし
た。
資本金1億円超の法人を対象に「外形標準課税」が、平成16
年から、導入・施行されました。「所得標準」であった従来の
事業税の一部を「外形標準」で課税することにしたのです。
これが一般に云われる「外形標準課税」です。
前述の「事業所税」と「外形標準課税」とは「外形標準」の課
税方法は同じです。資本金一億円超の企業にとって、応益課税
の点から二重課税的な要素も拭いきれません。
読者は如何お考えですか?
(A) 「外形標準」とは、事業所の床面積や従業員数、資本金等及び
付加価値など外観(外形)から客観的に判断できる基準のこと
で、「外形標準課税」という課税方法の課税標準のことです。
税は「従量税」「従価税」に区分されます。前者には酒税、ガ
ソリン税などがあります。後者には所得税など「所得標準」と
、「事業所税」など「外形標準」があります。
従来、「事業税」は事業活動に伴い地方自治体から各種の行政
サービスを受けているので、必要な経費を分担すべきであると
いう考え方(応益課税)から「所得標準」で課税していました。
「事業所税」は「事業税」と異なり、昭和50年に都市環境整備
財源を確保するためする目的税として創設され、30年余り立ち
ました。事業所の床面積(資産割)と従業者給与総額(従業者
割)という「外形標準」で課税する地方税(市町村税、東京23
区は都税)です。
「事業税」は「所得標準」でしたので、赤字企業は事業税を納
めなくてよかったのですが、バブル崩壊後、銀行など大口納税
者が納税義務がなくなり、この点で応益課税が問題になりまし
た。
資本金1億円超の法人を対象に「外形標準課税」が、平成16
年から、導入・施行されました。「所得標準」であった従来の
事業税の一部を「外形標準」で課税することにしたのです。
これが一般に云われる「外形標準課税」です。
前述の「事業所税」と「外形標準課税」とは「外形標準」の課
税方法は同じです。資本金一億円超の企業にとって、応益課税
の点から二重課税的な要素も拭いきれません。
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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