電子記録債権法

（Ｑ）電子記録債権法とは何ですか？

(Ａ) 電子記録債権法は世界で初めての制度に関する法律です。
２００８年１２月１日に施行されました。
売掛債権は、永年、受取手形の割引や譲渡により資金化され
てきましたが、手形発行に伴うコスト（印紙税など）削減等
から、手形を発行せず、振込通知書などの発行に移行してき
ました。過去１０年間で手形流通量は半減し、その分中小企
業の売掛債権は固定化し、資金繰り圧迫要因となっていまし
た。これを解決するために考えだされたのが、ペーパーレス
化した電子記録債権の決済システムです。
電子債権記録機関を新設し、債権・債務の発生、譲渡、決済
を、登録して、手形に代わる支払手段とするシステムです。
電子債権記録機関は、信用機構の重要なセンターになるので、
金融庁や全銀協などで慎重に検討されています。早期の電子
債権記録機関設立が期待されます。
経理担当者としては、資金調達の手段として今から検討して
おくべきです

掲載日：2009年2月 6日

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