Dr.Kの経理お悩み散薬
5つの時価
(Q)
時価とはなんですか?
去年10月に時価会計の時価についてお聞きしましたが、時価を易
しく教えてください。
(A)
時価会計本来の考えは、「時価=公正な評価額(公正価値)」です。
しかし、実務では、「時価」は、5つの「時価」があります。
1.公正価値・・・自発的な売買当事者間で、取引が成立する価格
2.市場価格・・・公正な市場で売買当事者が納得して成立する価格
3.割引現在価値・・売り手が今ではなく将来の時点で売る価格を
現在に割戻た価格
4.正味実現可能価額・・・売り手が、今、売ると現に売れる価格
5.再調達価額・・・買い手が、今、買うと現に買える価格
金融商品を時価評価する際は「公正価値」、価値が下落して評価
損を計上する際は「正味実現可能価額」「再調達価額」、上場株
式を売買する際は「市場価格」、市場価格がない際には「割引現
在価値」が主に使用されます。
ケース・バイ・ケースですから、なかなか易しく説明できません。
ついでに、「価格」と「価額」の違いは、「価格」が一つの単価、
複数の価格の合計が「価額」と一般にはいいます。
時価とはなんですか?
去年10月に時価会計の時価についてお聞きしましたが、時価を易
しく教えてください。
(A)
時価会計本来の考えは、「時価=公正な評価額(公正価値)」です。
しかし、実務では、「時価」は、5つの「時価」があります。
1.公正価値・・・自発的な売買当事者間で、取引が成立する価格
2.市場価格・・・公正な市場で売買当事者が納得して成立する価格
3.割引現在価値・・売り手が今ではなく将来の時点で売る価格を
現在に割戻た価格
4.正味実現可能価額・・・売り手が、今、売ると現に売れる価格
5.再調達価額・・・買い手が、今、買うと現に買える価格
金融商品を時価評価する際は「公正価値」、価値が下落して評価
損を計上する際は「正味実現可能価額」「再調達価額」、上場株
式を売買する際は「市場価格」、市場価格がない際には「割引現
在価値」が主に使用されます。
ケース・バイ・ケースですから、なかなか易しく説明できません。
ついでに、「価格」と「価額」の違いは、「価格」が一つの単価、
複数の価格の合計が「価額」と一般にはいいます。
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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