Dr.Kの経理お悩み散薬
経理パーソンと会計不正
「経理実務の学校」に寄せられる実務家の悩みをDr.Kが解説!
(Q) 経理パーソンも監査人の立場で自分の業務を見直し、ルールに
沿って日常の業務を遂行すべきですが、会計不正の手口はどんな
のがあるんですか?
(A) 会計不正の発見と防止のため、内部監査や内部統制が実施され
ています。経理パーソンが皆 神や仏であれば不正は起こらない
はずです。残念ながら神や仏でない経理パーソンが不正に係わっ
ています。
不正の手口を知っておくのも防止や発見に役立つものと思い、
ここに上場企業で発生した主な手口を挙げます。
1.不適切な収益認識
2.費用・収益の機関帰属の操作
3.負債・費用の隠蔽
4.不適切な資産評価
5.現預金の横領
6.在庫・その他資産の横領
7.汚職
手口の詳細は様々ですが、これら単一の手口ではなく次のような
複数の手口の組合せがほとんどです。
1+2(不適切な収益認識)+(費用・収益の期間帰属の操作)
2+3(費用・収益の期間帰属の操作)+ (負債・費用の隠蔽)
4+5(不適切な資産評価等)+ (現金・預金の横領)
4+7(不適切な資産評価等)+(汚職)等
不正手口の約7割は資産の流用で占められています。
経理パーソンとしては、自分自身はもちろん周りの方々が不正に
係わらないように注意が必要です。「李下に冠を正さず」の精神
も大切です。
(Q) 経理パーソンも監査人の立場で自分の業務を見直し、ルールに
沿って日常の業務を遂行すべきですが、会計不正の手口はどんな
のがあるんですか?
(A) 会計不正の発見と防止のため、内部監査や内部統制が実施され
ています。経理パーソンが皆 神や仏であれば不正は起こらない
はずです。残念ながら神や仏でない経理パーソンが不正に係わっ
ています。
不正の手口を知っておくのも防止や発見に役立つものと思い、
ここに上場企業で発生した主な手口を挙げます。
1.不適切な収益認識
2.費用・収益の機関帰属の操作
3.負債・費用の隠蔽
4.不適切な資産評価
5.現預金の横領
6.在庫・その他資産の横領
7.汚職
手口の詳細は様々ですが、これら単一の手口ではなく次のような
複数の手口の組合せがほとんどです。
1+2(不適切な収益認識)+(費用・収益の期間帰属の操作)
2+3(費用・収益の期間帰属の操作)+ (負債・費用の隠蔽)
4+5(不適切な資産評価等)+ (現金・預金の横領)
4+7(不適切な資産評価等)+(汚職)等
不正手口の約7割は資産の流用で占められています。
経理パーソンとしては、自分自身はもちろん周りの方々が不正に
係わらないように注意が必要です。「李下に冠を正さず」の精神
も大切です。
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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