経理で役立つエクセル講座
値貼付ショートカットキー
こんばんは、コロ。9月も終わり、中間決算の季節になった
コロね。様々なデータを集計して財務諸表を作成するのは、
とても大変な作業コロ。日常業務においても、数式の入力され
たエクセルから、データをコピーして「形式を選択して貼り付
け」→「値」という操作を頻繁に行うコロ。やはり何度も行う
となると煩雑で、「値貼付のショートカットキーがあれば良い
のに」と思っていたコロ。そんな願いを実現するのが「マクロ
記録」という機能コロ。マクロというと難しそうなイメージが
あるコロ。しかし、「マクロ記録」は誰でも使える簡単機能
コロよ。今回は、マクロ記録を使った値貼付ショートカット
キーの作成方法を伝授するコロ。
それでは「値」貼付ショートカットキー「Ctrl+d」を作成する
コロ。まず、(1)マクロ記録機能を使って、数式の入って
いるセルを、「値」に上書きするマクロを登録し、(2)その
マクロの一部をそのままコピーして、「値」貼付マクロを作成
するコロ。
<コロコロ伝授>
数式の入ったセルを事前に選択するコロ→「ツール」メニュー
の「マクロ」→「新しいマクロの記録」→「マクロの記録」
画面が表示されたら「マクロ名」に任意の名前(値上書きマクロ)
を入力し、「マクロの保存先」として「個人用マクロ ブック」
を選択するコロ(これにより、エクセル上、常にこのマクロが
利用できるようになる)→マウスの右クリック→「コピー」→
コピーモード(選択セルが破線で囲まれた状態)を確認したら、
再度右クリック→「形式を選択して貼り付け」→「値」をクリ
ック→「Esc」ボタンを押してコピーモードを解除し、マクロ
記録ツールバーの「記録終了ボタン■」をクリックするコロ。
これで「値」上書きマクロの完成コロ。
次に、登録した値上書きマクロを一部コピーして、「値」貼付
マクロを作成するコロ。
<コロコロ伝授>
先に登録した値上書きマクロのプログラムコードを編集する
ために、ビジュアルベーシックエディターを起動させるコロ→
「ツール」メニューの「マクロ」→「Visual Basic Editor」を
クリック→左側に「プロジェクト-VBAProject」画面が表示さ
れたら、「VBAProject(PERSONAL.XLS)」のなかの「標準モジ
ュール」フォルダの「Module1」をダブルクリックコロ。
すると下記のようなコードが表示されるコロ。
<マクロコード>
Sub 値上書きマクロ()
値上書きマクロ Macro
マクロ記録日 : 2007/9/22 ユーザー名 : jusnet
Selection.Copy
Selection.PasteSpecial Paste:=xlValues, _
Operation:=xlNone, SkipBlanks:=False, _
Transpose:=False
Application.CutCopyMode = False
End Sub
<日本語訳>
1行目 選択セル(Selection)をコピー(Copy)する。
2行目 選択した位置(Selection)で、形式を選択して貼り
付ける(PasteSpecial)。その時、貼り付ける形式は
「値」とする(Paste:=xlValues)。
3行目 演算は「行わない」(Operation:=xlNone)、「空白を
無視する」はオフ(SkipBlanks:=False)。
4行目 「行列を入れ替える」はオフ(Transpose:=False)。
5行目 「コピーするセルが破線で囲まれている状態」を解除
する(Application.CutCopyMode = False)。
作成したいマクロは、「値」貼付するマクロだから、一行目の
「コピー」のコードは不要コロね。必要なコードは、2行目から
5行目。そのコードをコピー&ペーストして、新たな値貼付マクロ
コードを作成するコロ。
<コロコロ伝授>
ビジュアルベーシックエディターに表示されている値上書き
マクロの末尾(End Sub)の下に、「sub」「スペース」「値貼付
マクロ()」と入力すると、入力した「値貼付マクロ()」の下
の行に「End Sub」と表示されるコロ。「sub 値貼付マクロ()」
行と「End Sub」行の間に、上記の値上書きマクロコードの2
行目から5行目までを、そっくりそのままコピーして貼り付ける
コロ。これで値貼付マクロの作成は完了コロ。ビジュアルベ
ーシックエディターにより「ファイル」メニューの
「PERSONAL.XLSの上書き保存」をクリックするコロ。
具体的なマクロコードは下記のようになるコロよ。
Sub 値上書きマクロ()
××省略××
End Sub
Sub 値貼付マクロ()
Selection.PasteSpecial Paste:=xlValues, _
Operation:=xlNone, SkipBlanks:=False, _
Transpose:=False
Application.CutCopyMode = False
End Sub
最後に、ショートカットキーを登録するコロ。ビジュアルベー
シックエディターからエクセルに戻り、「ツール」メニューの
「マクロ」→「マクロ」→表示された「マクロ」画面で「値貼
付マクロ」を選び、「オプション」ボタンをクリック→「マクロ
オプション」画面が表示されたら、「ショートカットキー」欄に
「d」を入力して「OK」ボタンをクリック。パンパカパ〜ン!
これで値貼付ショートカットキー「Ctrl+d」のできあがりコロ!
ビジュアルベーシックエディターの操作やマクロコードの詳細は、
難しいけれど、日々のちょっとした操作をマクロ記録して、
操作の自動化を図れば、作業時間の短縮間違いなし!コロもエ
クセル関数からVBAへ、徐々にスキルアップを目指していると
ころコロ。
さて、世界仕訳大会後に「ねむねむ星人」が眠り込んでしまった
ことから飛び入り参加した「経理で役立つエクセル講座」。
そろそろ、本業の仕訳修行に専念するコロよ。これまで、「ねむ
ねむ星人」のマニアック講座とコロの簡単講座を、ご愛読して
下さいました皆様に、心より御礼申し上げますコロ。そして
これからも、サトルの「ツギハギ奮闘記」等、目を通して頂ける
と、幸いコロ。皆様の益々のご活躍を祈りながら、今日はここ
まで。ねむねむ!(来週より「経理で役立つエクセル講座」は、
しばらくの間、お休みとなります。)
コロね。様々なデータを集計して財務諸表を作成するのは、
とても大変な作業コロ。日常業務においても、数式の入力され
たエクセルから、データをコピーして「形式を選択して貼り付
け」→「値」という操作を頻繁に行うコロ。やはり何度も行う
となると煩雑で、「値貼付のショートカットキーがあれば良い
のに」と思っていたコロ。そんな願いを実現するのが「マクロ
記録」という機能コロ。マクロというと難しそうなイメージが
あるコロ。しかし、「マクロ記録」は誰でも使える簡単機能
コロよ。今回は、マクロ記録を使った値貼付ショートカット
キーの作成方法を伝授するコロ。
それでは「値」貼付ショートカットキー「Ctrl+d」を作成する
コロ。まず、(1)マクロ記録機能を使って、数式の入って
いるセルを、「値」に上書きするマクロを登録し、(2)その
マクロの一部をそのままコピーして、「値」貼付マクロを作成
するコロ。
<コロコロ伝授>
数式の入ったセルを事前に選択するコロ→「ツール」メニュー
の「マクロ」→「新しいマクロの記録」→「マクロの記録」
画面が表示されたら「マクロ名」に任意の名前(値上書きマクロ)
を入力し、「マクロの保存先」として「個人用マクロ ブック」
を選択するコロ(これにより、エクセル上、常にこのマクロが
利用できるようになる)→マウスの右クリック→「コピー」→
コピーモード(選択セルが破線で囲まれた状態)を確認したら、
再度右クリック→「形式を選択して貼り付け」→「値」をクリ
ック→「Esc」ボタンを押してコピーモードを解除し、マクロ
記録ツールバーの「記録終了ボタン■」をクリックするコロ。
これで「値」上書きマクロの完成コロ。
次に、登録した値上書きマクロを一部コピーして、「値」貼付
マクロを作成するコロ。
<コロコロ伝授>
先に登録した値上書きマクロのプログラムコードを編集する
ために、ビジュアルベーシックエディターを起動させるコロ→
「ツール」メニューの「マクロ」→「Visual Basic Editor」を
クリック→左側に「プロジェクト-VBAProject」画面が表示さ
れたら、「VBAProject(PERSONAL.XLS)」のなかの「標準モジ
ュール」フォルダの「Module1」をダブルクリックコロ。
すると下記のようなコードが表示されるコロ。
<マクロコード>
Sub 値上書きマクロ()
値上書きマクロ Macro
マクロ記録日 : 2007/9/22 ユーザー名 : jusnet
Selection.Copy
Selection.PasteSpecial Paste:=xlValues, _
Operation:=xlNone, SkipBlanks:=False, _
Transpose:=False
Application.CutCopyMode = False
End Sub
<日本語訳>
1行目 選択セル(Selection)をコピー(Copy)する。
2行目 選択した位置(Selection)で、形式を選択して貼り
付ける(PasteSpecial)。その時、貼り付ける形式は
「値」とする(Paste:=xlValues)。
3行目 演算は「行わない」(Operation:=xlNone)、「空白を
無視する」はオフ(SkipBlanks:=False)。
4行目 「行列を入れ替える」はオフ(Transpose:=False)。
5行目 「コピーするセルが破線で囲まれている状態」を解除
する(Application.CutCopyMode = False)。
作成したいマクロは、「値」貼付するマクロだから、一行目の
「コピー」のコードは不要コロね。必要なコードは、2行目から
5行目。そのコードをコピー&ペーストして、新たな値貼付マクロ
コードを作成するコロ。
<コロコロ伝授>
ビジュアルベーシックエディターに表示されている値上書き
マクロの末尾(End Sub)の下に、「sub」「スペース」「値貼付
マクロ()」と入力すると、入力した「値貼付マクロ()」の下
の行に「End Sub」と表示されるコロ。「sub 値貼付マクロ()」
行と「End Sub」行の間に、上記の値上書きマクロコードの2
行目から5行目までを、そっくりそのままコピーして貼り付ける
コロ。これで値貼付マクロの作成は完了コロ。ビジュアルベ
ーシックエディターにより「ファイル」メニューの
「PERSONAL.XLSの上書き保存」をクリックするコロ。
具体的なマクロコードは下記のようになるコロよ。
Sub 値上書きマクロ()
××省略××
End Sub
Sub 値貼付マクロ()
Selection.PasteSpecial Paste:=xlValues, _
Operation:=xlNone, SkipBlanks:=False, _
Transpose:=False
Application.CutCopyMode = False
End Sub
最後に、ショートカットキーを登録するコロ。ビジュアルベー
シックエディターからエクセルに戻り、「ツール」メニューの
「マクロ」→「マクロ」→表示された「マクロ」画面で「値貼
付マクロ」を選び、「オプション」ボタンをクリック→「マクロ
オプション」画面が表示されたら、「ショートカットキー」欄に
「d」を入力して「OK」ボタンをクリック。パンパカパ〜ン!
これで値貼付ショートカットキー「Ctrl+d」のできあがりコロ!
ビジュアルベーシックエディターの操作やマクロコードの詳細は、
難しいけれど、日々のちょっとした操作をマクロ記録して、
操作の自動化を図れば、作業時間の短縮間違いなし!コロもエ
クセル関数からVBAへ、徐々にスキルアップを目指していると
ころコロ。
さて、世界仕訳大会後に「ねむねむ星人」が眠り込んでしまった
ことから飛び入り参加した「経理で役立つエクセル講座」。
そろそろ、本業の仕訳修行に専念するコロよ。これまで、「ねむ
ねむ星人」のマニアック講座とコロの簡単講座を、ご愛読して
下さいました皆様に、心より御礼申し上げますコロ。そして
これからも、サトルの「ツギハギ奮闘記」等、目を通して頂ける
と、幸いコロ。皆様の益々のご活躍を祈りながら、今日はここ
まで。ねむねむ!(来週より「経理で役立つエクセル講座」は、
しばらくの間、お休みとなります。)
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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