みなさん、こんばんは。ねむねむ星人です。いつの間にやら、
4月も第3週目に入り、ついにやって来ますね！ゴールデンウイ
ーク！いつも「ねむねむ」言っている私ですが、五月晴れの日に
は、お出かけしたいものです。しかし、ねむねむ星人、何を隠そ
う極度の方向音痴！GPS携帯が気になる今日この頃。加えてワン
セグ携帯ならば尚のこと良し！GPSで、ワンセグで・・・。と言
うわけで、本日は、複数の条件を満たすデータを集計するための
プチ情報です（前置き強引？）。

複数の条件を満たすデータを集計するためにはデータベース関数
を使います。今回は、複数の条件を満たすデータの合計を求める
DSUM関数について説明します。DSUM関数の引数には、
（Database,フィールド、Criteria）を入力します。ここで
「Database」とは「条件を満たすか否かを調べる表全体のセル
範囲（一行目の項目名も含む）」のことであり、「フィールド」は
「合計する項目の名称（一行目の項目名）」、「Criteria」は
「シート内に別表として作成した検索条件（のセル範囲）」を意味
します。別表には、一行目に検索したい項目名を入力し、二行目
以降に検索条件を入力します。また、DSUM関数は、数式ひとつに
対して、検索条件の別表がひとつ必要になります（これがDSUM関数
の欠点）。

それでは、下記の数値例を使って、具体的に見ていきましょう。
今回は（条件１）「居眠り商事」に対する（条件２）「ねむねむ枕」
の売上高を合計することにします。

＜ねむねむ商店取引台帳(4月分)＞
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A B C D
1 取引日 取引先 商品名 売上高
2 4/3 早起き物産 ねむねむ枕 32000
3 4/4 居眠り商事 ねむねむｱｲﾏｽｸ 15000
4 4/6 居眠り商事 ねむねむ枕 48000
5 4/11 寝坊産業 ねむねむ耳栓 8450
6 4/16 居眠り商事 ねむねむ耳栓 4550
7 4/20 寝坊産業 ねむねむｱｲﾏｽｸ 19500
8 4/23 居眠り商事 ねむねむ枕 22400
9 4/25 早起き物産 ねむねむ枕 25600
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まず「Database」は、「検索対象となる表全体のセル範囲（一行
目の項目名も含む）」ですから、「A1:D9」を入力します。次に「フ
ィールド」は、「合計する項目の名称（一行目の項目名）」ですか
ら、「D1（売上高）」を入力します。最後に、「Criteria（検索条
件）」を別表として作成します。検索条件は「取引先＝居眠り商事」
「商品名＝ねむねむ枕」の２つです。別表の一行目に検索したい
項目名（取引先、商品名）を入力し、二行目に検索条件（居眠り商事
、ねむねむ枕）を入力します。

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E F G
1 取引先 商品名
2 居眠り商事 ねむねむ枕
3
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別表が完成したら、引数の「Criteria」に別表のセル範囲、つま
り「E1:F2」を入力すれば完成です。つまり任意のセル＝
DSUM(A1:D9,D1,E1:F2)となります。最後に、検索条件となる別表
の補足ですが、検索する文字列を同じ行に並べると「かつ」の
意味（「居眠り商事」かつ「ねむねむ枕」）に、別の行に並べると
「または」の意味（「居眠り商事」または「早起き産業」）になり
ます。
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E F G
1 取引先
2 居眠り商事
3 早起き産業
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このようにDSUM関数を使えば、複数の条件を満たすデータの合
計を求めることができます。しかし、数式ごとに別表を作成しな
ければならないため、実務では余り使われていないようです。
では何を使っているのでしょう。それはまた次回のお話。本日は
ここまで。それでは、おやすみなさい。ねむねむ！