経理で役立つエクセル講座
株式会社の表示を統一する方法
みなさん、こんばん。ねむねむ星人です。すかっり温かく
なり、春らしくなってきたと思った矢先、真冬のような寒さ
の日がちらほら。季節の変わり目。「温かいのか、寒いのか、
はっきりしてよ!」と思う昨今。本日は「どっちなの?
統一してよ!」と思った時のプチ情報です。会社名の「株式
会社」の標記ですが、「(株)」とあったり「株式会社」と
あったり、標記がまちまちです。これらの表示を「株式会社」
に統一する方法をプチッとお伝えします。
まず「株式会社」の表示ですが、文字通りの「株式会社」、
「(株)カッコ・株ともに全角」、「(株)カッコのみ半角」、
「(株)記号」の4種類が考えられます。「右カッコは全角で、
左カッコは半角」なんて入力しませんよね。ですから「株式
会社」に統一させたい対象は3種類です。該当セルの中に、
この3種類の「表示」があるか否かを、調べるために
COUNTIF関数を、「表示」を置き換えるためにSUBSTITUTE
関数を使います。COUNTIF関数とは、セル範囲内で、指定
した検索条件に合うセルの個数を返す関数で、引数には
COUNTIF(セル範囲、検索条件)を入力します。式や文字列
を検索条件として入力する場合は「“」ダブルコーテー
ションで挟んで入力することをお忘れなく。また検索条件
として「”ねむねむ“」と入力すると「ねむねむ」と完全
に等しいものを、「”*ねむねむ“」と入力すると、「ねむ
ねむ」で終わるものを、「”*ねむねむ*“」と入力すると
、「ねむねむ」を含むものを検索することになります。
またSUBSTITUTE関数とは、任意のセル内の文字列から、
指定した文字列を探し、新しい文字列に置き換える関数で
す。引数には、SUBSTITUTE(任意のセル、“指定文字列”、
“新しい文字列”)を入力します。
それでは具体的に説明します。
[A] [B]
[1]ねむねむ(株) B1
[2]ねむねむ(株) B2
[3]ねむねむ株式会社 B3
[4]ねむねむ(株) B4
A1には「(株)カッコ・株ともに全角」、A2には「(株)記号」
、A3には「株式会社」、A4には「(株)カッコのみ半角」が
入力されており、B列に、すべて「株式会社」と置き換えて
表示させることにします。
まずセルA1に3種類の株式会社の「表示」が含まれている
か調べます。そこで「(株)カッコ・株ともに全角」を調べ
るために「countif(A1,”*(株)*”)」、「(株)記号」を調べ
るために「countif(A1,”*(株)*”)」、「(株)カッコのみ半角」
を調べるために「countif(A1,”*(株)*”)」を準備します。
それぞれの「表示」が含まれていれば、COUNTIF関数は「1」
を返すはずです。よって、COUNTIF関数「=1」で場合分けし
ます。また準備すべきSUBSTITUTE関数は、それぞれsubstitute
(A1,”(株)”,”株式会社”)、substitute(A1,”(株)”,”
株式会社”)、substitute(A1,”(株)”株式会社”)となります。
つまり「countif(A1,”*(株)*”)=1」ならば「substitute
(A1,”(株)”,”株式会社”)」を、そうでないならば再度
IF関数で「countif(A1,”*(株)*”)」ならば、「substitute
(A1,”(株)”,”株式会社”)」という具合に、3つのIF関数を
つなげ、それでも該当するものがなければ、「A1」を表示
するようにします。以上をまとめると、B1=IF(COUNTIF(B1,
”*(株)*”)=1,SUBSTITUTE(B1,”(株)”,”株式会社”),
IF(COUNTIF(B1,”*(株)*”)=1,SUBSTITUTE(B1,”(株)”,”株式
会社”),IF(COUNTIF(B1,”*(株)*”)=1,SUBSTITUTE(B1,”(株)”
,”株式会社”),B1)))となり、これをセルB4までコピーして
完成です。なにやら、ごちゃごちゃして分かりづらいですが、
ひとつひとつのパーツは基本的なものばかりですので、
宜しければ、お試し下さい。それでは本日は、ここまで。
ねむねむ!
なり、春らしくなってきたと思った矢先、真冬のような寒さ
の日がちらほら。季節の変わり目。「温かいのか、寒いのか、
はっきりしてよ!」と思う昨今。本日は「どっちなの?
統一してよ!」と思った時のプチ情報です。会社名の「株式
会社」の標記ですが、「(株)」とあったり「株式会社」と
あったり、標記がまちまちです。これらの表示を「株式会社」
に統一する方法をプチッとお伝えします。
まず「株式会社」の表示ですが、文字通りの「株式会社」、
「(株)カッコ・株ともに全角」、「(株)カッコのみ半角」、
「(株)記号」の4種類が考えられます。「右カッコは全角で、
左カッコは半角」なんて入力しませんよね。ですから「株式
会社」に統一させたい対象は3種類です。該当セルの中に、
この3種類の「表示」があるか否かを、調べるために
COUNTIF関数を、「表示」を置き換えるためにSUBSTITUTE
関数を使います。COUNTIF関数とは、セル範囲内で、指定
した検索条件に合うセルの個数を返す関数で、引数には
COUNTIF(セル範囲、検索条件)を入力します。式や文字列
を検索条件として入力する場合は「“」ダブルコーテー
ションで挟んで入力することをお忘れなく。また検索条件
として「”ねむねむ“」と入力すると「ねむねむ」と完全
に等しいものを、「”*ねむねむ“」と入力すると、「ねむ
ねむ」で終わるものを、「”*ねむねむ*“」と入力すると
、「ねむねむ」を含むものを検索することになります。
またSUBSTITUTE関数とは、任意のセル内の文字列から、
指定した文字列を探し、新しい文字列に置き換える関数で
す。引数には、SUBSTITUTE(任意のセル、“指定文字列”、
“新しい文字列”)を入力します。
それでは具体的に説明します。
[A] [B]
[1]ねむねむ(株) B1
[2]ねむねむ(株) B2
[3]ねむねむ株式会社 B3
[4]ねむねむ(株) B4
A1には「(株)カッコ・株ともに全角」、A2には「(株)記号」
、A3には「株式会社」、A4には「(株)カッコのみ半角」が
入力されており、B列に、すべて「株式会社」と置き換えて
表示させることにします。
まずセルA1に3種類の株式会社の「表示」が含まれている
か調べます。そこで「(株)カッコ・株ともに全角」を調べ
るために「countif(A1,”*(株)*”)」、「(株)記号」を調べ
るために「countif(A1,”*(株)*”)」、「(株)カッコのみ半角」
を調べるために「countif(A1,”*(株)*”)」を準備します。
それぞれの「表示」が含まれていれば、COUNTIF関数は「1」
を返すはずです。よって、COUNTIF関数「=1」で場合分けし
ます。また準備すべきSUBSTITUTE関数は、それぞれsubstitute
(A1,”(株)”,”株式会社”)、substitute(A1,”(株)”,”
株式会社”)、substitute(A1,”(株)”株式会社”)となります。
つまり「countif(A1,”*(株)*”)=1」ならば「substitute
(A1,”(株)”,”株式会社”)」を、そうでないならば再度
IF関数で「countif(A1,”*(株)*”)」ならば、「substitute
(A1,”(株)”,”株式会社”)」という具合に、3つのIF関数を
つなげ、それでも該当するものがなければ、「A1」を表示
するようにします。以上をまとめると、B1=IF(COUNTIF(B1,
”*(株)*”)=1,SUBSTITUTE(B1,”(株)”,”株式会社”),
IF(COUNTIF(B1,”*(株)*”)=1,SUBSTITUTE(B1,”(株)”,”株式
会社”),IF(COUNTIF(B1,”*(株)*”)=1,SUBSTITUTE(B1,”(株)”
,”株式会社”),B1)))となり、これをセルB4までコピーして
完成です。なにやら、ごちゃごちゃして分かりづらいですが、
ひとつひとつのパーツは基本的なものばかりですので、
宜しければ、お試し下さい。それでは本日は、ここまで。
ねむねむ!
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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