経理で役立つエクセル講座
ひとつ上のセルを表示させる方法
みなさん、こんばんは。ねむねむです。暖かい日が、ちらほら増
えてきた今日この頃。春はすぐ近くまで来ているようですね。春眠
暁を覚えず。ねむけは増すばかり。それでは本日もエクセル講座
を始めましょう。みなさん、ピボットをコピーして値貼付し、さら
にそのデータを加工することはありませんか。ピボットを値貼付
すると、虫食い状態になっている場合があり、虫食い状態を修復
する処理が必要になります。そのような時に行なう、任意のセルの
ひとつ上のセルを表示させる方法を、プチッとお伝えいたします。
例えば、次のようなピボットを値貼付したとします。
【ピボットの値貼付】
---------------------------------------------------------
A B C
1 [商品名] [カラー] [売上高]
2 ねむねむ枕 レッド 640,000
3 ブルー 1,120,000
4 イエロー 1,376,000
5 グリーン 960,000
6 ピンク 1,664,000
7 ねむアイマスク ホワイト 45,000
8 ブラック 60,000
---------------------------------------------------------
セルA3からA6が虫食い状態になっており、すべて「ねむねむ枕」
に関する項目ですから、これらの空欄には「ねむねむ枕」と表示
させたいところです。このような場合に使うのが、ROW関数と
INDEX関数の組合せです。ROW関数とは、指定したセルの行番号
を調べる関数であり、引数を省略すると、式を入力したセルの
行番号を返します。つまり「A3=row()」と入力すると「3」を返し
ますし、「A4=row()」ならば「4」を返します。今、セルA3に
ひとつ上のセルであるA2を表示させたいわけですから
「A3=row()−1」と入力し「2」を返させます。次にINDEX関数に
より範囲の中から指定した位置にあるデータを表示させます。
INDEX関数の引数は「範囲」「行番号」「列番号」です。今、虫食
い状態になっているのはA列ですから、範囲には「A:A」を入力し、
行番号には「A3=row()−1」、列番号は範囲の左端なので「1」
(そもそも範囲自体1列しか設定していません)。以上をまとめ
ると、「A3=index(A:A,row()−1,1)」となります。あとは、一旦
フィルタにより空白セルのみを表示させ、当該数式をコピーし、
貼付先のセル範囲を選択したあとで「Alt+;」を押します。これ
により「非表示セルを考慮した」貼付けを行います。その結果、
空白セルは、ひとつ上のセルを表示するようになり、虫食い状態
の修復完了です。ピボットを値貼付して加工すること自体、稀か
もしれませんが、もしそのような機会がありましたら、是非お試
し下さい。それでは本日はここまで。ねむねむ!
えてきた今日この頃。春はすぐ近くまで来ているようですね。春眠
暁を覚えず。ねむけは増すばかり。それでは本日もエクセル講座
を始めましょう。みなさん、ピボットをコピーして値貼付し、さら
にそのデータを加工することはありませんか。ピボットを値貼付
すると、虫食い状態になっている場合があり、虫食い状態を修復
する処理が必要になります。そのような時に行なう、任意のセルの
ひとつ上のセルを表示させる方法を、プチッとお伝えいたします。
例えば、次のようなピボットを値貼付したとします。
【ピボットの値貼付】
---------------------------------------------------------
A B C
1 [商品名] [カラー] [売上高]
2 ねむねむ枕 レッド 640,000
3 ブルー 1,120,000
4 イエロー 1,376,000
5 グリーン 960,000
6 ピンク 1,664,000
7 ねむアイマスク ホワイト 45,000
8 ブラック 60,000
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セルA3からA6が虫食い状態になっており、すべて「ねむねむ枕」
に関する項目ですから、これらの空欄には「ねむねむ枕」と表示
させたいところです。このような場合に使うのが、ROW関数と
INDEX関数の組合せです。ROW関数とは、指定したセルの行番号
を調べる関数であり、引数を省略すると、式を入力したセルの
行番号を返します。つまり「A3=row()」と入力すると「3」を返し
ますし、「A4=row()」ならば「4」を返します。今、セルA3に
ひとつ上のセルであるA2を表示させたいわけですから
「A3=row()−1」と入力し「2」を返させます。次にINDEX関数に
より範囲の中から指定した位置にあるデータを表示させます。
INDEX関数の引数は「範囲」「行番号」「列番号」です。今、虫食
い状態になっているのはA列ですから、範囲には「A:A」を入力し、
行番号には「A3=row()−1」、列番号は範囲の左端なので「1」
(そもそも範囲自体1列しか設定していません)。以上をまとめ
ると、「A3=index(A:A,row()−1,1)」となります。あとは、一旦
フィルタにより空白セルのみを表示させ、当該数式をコピーし、
貼付先のセル範囲を選択したあとで「Alt+;」を押します。これ
により「非表示セルを考慮した」貼付けを行います。その結果、
空白セルは、ひとつ上のセルを表示するようになり、虫食い状態
の修復完了です。ピボットを値貼付して加工すること自体、稀か
もしれませんが、もしそのような機会がありましたら、是非お試
し下さい。それでは本日はここまで。ねむねむ!
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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