経理で役立つエクセル講座
今日から一ヶ月後の日付を表示させる方法
みなさま、はじめまして。今回より「経理で役立つエクセル講座」
をお手伝いさせて頂くことになりました、ねむねむ星人です。よっ
しー先生には敵いませんが、日々エクセルを使用する中で役立っ
た関数等をお伝えしたいと思います。どうぞよろしく。
今回は「日付」に関するプチ情報をお伝えします。エクセルは日
付を「シリアル値」という連続した数値に置き換えて管理してい
ます。具体的に言えば、1900/1/1をシリアル値「1」として、一日
経過するごとにシリアル値が1増加するわけです。1900/1/31な
らばシリアル値31、1900/2/1ならシリアル値32という具合です
。セルに日付を入力して、「セルの書式設定」→表示形式タブの分
類から「数値」を選んで頂くとシリアル値を確認できます。
日付の関数と言えば、基本は「today関数」です。これは今日の
日付を自動表示する関数で、引数は不要、関数名の後ろに「()」
を入力して使用します。上述のとおり、日付はシリアル値で管理
されていますから、明日の日付を表示したいのであれば
「=today()+1」これでtomorrow関数のできあがり。
それでは、今日から一ヵ月後の日付を表示するには、どうし
たら良いでしょうか。「=today()+31」としますか。今月が30日
しかない場合、上手くいきませんね。そこで登場するのが「year
関数」「month関数」「day関数」(引数はシリアル値)です。シリ
アル値をそれぞれ「年」「月」「日」に置き換える関数だと思って
ください。先ほど「1900/1/1」=「シリアル値1」と言いました
。つまり「=year(1)」と入力すると「1900」年を返してくれるわ
けです。同様に「1900/2/1」=「シリアル値32」ですから
、「=month(32)」は「2」月を、「=day(32)」は「1」日を返してく
れます。そして「year関数」「month関数」「day関数」を、ひと
つの日付データに置き換え直すのが「date関数」です。Date
関数の引数は「=date(年、月、日)」であり、「=date(1900,1,1)
」はシリアル値1と同じ日付を意味します。
さて冒頭の問いに戻りましょう。一ヵ月後の日付です。シリアル
値で考えたから、「+31」なのか「+30」なのか、という問題が生じ
たわけです。まず今日の日付を「年」「月」「日」のデータに置き
換えましょう。それぞれ「=year(today())」「=month(today())」
「=day(today())」となります。その上で、一ヶ月後ですから、
「=month(today())+1」。これらをdate関数で日付データに戻して
あげれば良いわけです。よって「=date(year(today()),
month(today())+1,day(today()))」となります。・・・見にくい。
醜い。任意のセル(例えばA1)に「=today()」を入力した上で、
そのセルを「year(A1)」「month(A1)」「day(A1)」の引数として
入力したほうが見やすいかもしれませんね。エクセルの日付に
関して、少しはお役に立てましたでしょうか。
次回は、本日の知識を用いた「翌月末日付」と「×営業日後の日
付」に関するプチ情報をお伝えします。
をお手伝いさせて頂くことになりました、ねむねむ星人です。よっ
しー先生には敵いませんが、日々エクセルを使用する中で役立っ
た関数等をお伝えしたいと思います。どうぞよろしく。
今回は「日付」に関するプチ情報をお伝えします。エクセルは日
付を「シリアル値」という連続した数値に置き換えて管理してい
ます。具体的に言えば、1900/1/1をシリアル値「1」として、一日
経過するごとにシリアル値が1増加するわけです。1900/1/31な
らばシリアル値31、1900/2/1ならシリアル値32という具合です
。セルに日付を入力して、「セルの書式設定」→表示形式タブの分
類から「数値」を選んで頂くとシリアル値を確認できます。
日付の関数と言えば、基本は「today関数」です。これは今日の
日付を自動表示する関数で、引数は不要、関数名の後ろに「()」
を入力して使用します。上述のとおり、日付はシリアル値で管理
されていますから、明日の日付を表示したいのであれば
「=today()+1」これでtomorrow関数のできあがり。
それでは、今日から一ヵ月後の日付を表示するには、どうし
たら良いでしょうか。「=today()+31」としますか。今月が30日
しかない場合、上手くいきませんね。そこで登場するのが「year
関数」「month関数」「day関数」(引数はシリアル値)です。シリ
アル値をそれぞれ「年」「月」「日」に置き換える関数だと思って
ください。先ほど「1900/1/1」=「シリアル値1」と言いました
。つまり「=year(1)」と入力すると「1900」年を返してくれるわ
けです。同様に「1900/2/1」=「シリアル値32」ですから
、「=month(32)」は「2」月を、「=day(32)」は「1」日を返してく
れます。そして「year関数」「month関数」「day関数」を、ひと
つの日付データに置き換え直すのが「date関数」です。Date
関数の引数は「=date(年、月、日)」であり、「=date(1900,1,1)
」はシリアル値1と同じ日付を意味します。
さて冒頭の問いに戻りましょう。一ヵ月後の日付です。シリアル
値で考えたから、「+31」なのか「+30」なのか、という問題が生じ
たわけです。まず今日の日付を「年」「月」「日」のデータに置き
換えましょう。それぞれ「=year(today())」「=month(today())」
「=day(today())」となります。その上で、一ヶ月後ですから、
「=month(today())+1」。これらをdate関数で日付データに戻して
あげれば良いわけです。よって「=date(year(today()),
month(today())+1,day(today()))」となります。・・・見にくい。
醜い。任意のセル(例えばA1)に「=today()」を入力した上で、
そのセルを「year(A1)」「month(A1)」「day(A1)」の引数として
入力したほうが見やすいかもしれませんね。エクセルの日付に
関して、少しはお役に立てましたでしょうか。
次回は、本日の知識を用いた「翌月末日付」と「×営業日後の日
付」に関するプチ情報をお伝えします。
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※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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