雇用保険は労働者が会社などを退職して失業した場合に必要な保険給付ですが、そのほかに、労働者の求職活動の援助、雇用機会の増大、能力開発、向上など、労働者の福祉の増進を図ることを目的としています。

雇用保険は、５人未満の労働者を雇用する個人経営の農林水産業を除き、労働者を一人でも雇用している事業所はすべて被保険者として加入することが義務付けられています。

雇用保険料の計算は社会保険とは異なり原則として保険年度を単位として計算します。
しかも保険料の計算基礎になるのは、事業主がその事業に使用する労働者に支払う賃金の総額です。ただし、雇用保険の被保険者が負担する保険料は、給与、賞与などの賃金の支払のつど控除することになっています。しかし、控除した保険料を社会保険のように毎月納付する必要はありません。

雇用保険の被保険者負担部分は、賃金が支払われる都度、その賃金額に被保険者負担率をかけることで算定します。　
また、64歳以上の人の保険料は免除されます。雇用保険の被保険者のうち、毎保険年度の初日（4月1日）現在で、満64歳以上の一般被保険者または、短時間労働被保険者の雇用保険料は事業主負担分も含めて全額免除となります。


雇用保険の手続きがきちんとなされているか確認しましょう。
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http://www.mhlw.go.jp/general/seido/anteikyoku/koyouhoken/index.html