会社はさまざまな法律に従い運営されていますが、最近は、企業の
社会的責任、企業統治、法令遵守など、企業の社会への姿勢が
話題になっています。
経理業務を進めいていく上でも、どのような法律や規則に基づいて
いるのかを知っておく必要があります。
そのなかでも、会社法、企業会計原則、法人税、財務諸表規則の4つは、
経理業務の基本となるものなので、ぜひ知っておきましょう。

会社法
　これまで「商法第2編」、「有限会社法」、「株式会社の監査等に関する
　商法の特例に関する法律(いわゆる商法特例法)」などにまたがって配置
　されていた会社（株式会社、有限会社、合資会社、合名会社）に関する規程
　を、一つの法典としてまとめたもので、同時に改正や、現代語化も行われている。
　会社の設立や資本金など、会社経営の基本的な規定や、財務諸表・帳簿の
　保存期間など経理と密接な関係がある法律。
　http://www.moj.go.jp/HOUAN/KAISYAHOU/refer04-01.pdf

企業会計原則
　企業会計の実務のなかから慣習として一般に公正妥当と認められるところを
　要約したもの。企業が会計処理を行うときに従うべきものとされている。
　http://www3.bus.osaka-cu.ac.jp/mslab/accstandards/acc101.htm

法人税法
　法人が一事業年度に得た所得に対して課される国税に関する法律。
　法人税法は企業にかけられるさまざまな税金のなかで最も中心的な税金。
　http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S40/S40HO034.html

財務諸表規則（証券取引法）
　貸借対照表、損益計算書などで使用される用語や様式を定めた規則で、
　証券取引法の193条で規定されている。
　http://kinyuu-hoken.hourei.info/kinyuu-hoken97.html

上記以外には監査基準、労働基準法、外為法、独占禁止法なども
経理にかかわる規範の代表例なので、必要に応じて確認してみましょう 。