年末調整って？

サラリーマン等の給与所得者は毎月源泉徴収されていますが、
その税額の1年間の合計額は給与の支給を受ける人の年間の給与総額について
納めなければならない税額と一致しないのが一般的です。
このような不一致をどこかで調整しなければなりません。
年末調整とは、会社が給与所得者1人1人につき、
その年1年間の給与の合計に対し納めなければならない所得税額を計算し、
既に毎月の給与から源泉徴収した税額との過不足額を調整する作業
のことを言います。

給与から徴収された源泉所得税は、会社を通じて税務署に納付されています。
これは、仮の税額をその都度徴収されていることになります。
年末調整を行う担当者は、その年の最終給与（又は賞与）の支払い時に
その年における正しい所得税額（年税額）を計算して、
仮に徴収されていた源泉所得税の合計額と過不足額を調整します。
その年の源泉所得税の合計額が、その年の正規の年税額より多ければ
その差額が還付され、少なければ不足額が追加徴収されます。

通常は、12月の給与支払い時に年末調整を実施します。
給与所得者は、通常この年末調整を受けることにより、
確定申告する必要はありません。しかし、所得を2ケ所以上から受給している等、
一部の給与所得者は確定申告の必要がありますので注意が必要です。

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