いままで買い手企業が売り手企業に支払い手形を振り出していた決済
では、買い手・売り手の双方に非効率な事務手続きがありました。
買い手側では手形発行・期日管理・領収書取得など、売り手側では
手形集金、領収書発行、取立などの事務手続で時間と費用がかかって
いました。

そこで、最近急拡大しているのがファクタリングによる支払です。
ファクタリングとは簡単にいえば売り手企業がファクタリング会社へ
債権を譲渡することで、早期に資金化を行うスキームです。
これにより売り手企業は手形でなくとも、期日前に手数料を支払い、
売掛代金の資金化が行えます。
手形紛失のリスクヘッジやキャッシュフローの健全化に役立ちます。
一方、多数の売り手をかかえる買い手企業では手形事務を廃止する
一括ファクタリングを利用するケースが増えています。
手形の振出を省略できるとともに支払をファクタリング会社に
一括して行うことで、事務の合理化が図れます。

また、ファクタリングの機能のなかで、重要なのが売掛債権の回収が
不能になった場合、ファクタリング会社が回収リスクを負担する機能
です。与信管理を、企業（クライアント）に代わって
ファクタリング会社が行ってくれるわけです。

このように、ファクタリングには様々なメリットがある半面、
デメリットもあり、債権譲渡にあたっては、相手先（顧客）に
譲渡承諾を得なければいけません。
ファクタリングを含む支払実務はこちらをチェック
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■□ http://www.jusnet.co.jp/edu/siharaijitumu.shtml□■