『経理実務の学校』"先生の立ち話"
『一般原則』の7つの原則の内容について
(生徒)「『一般原則』の7つの原則の内容を解説して下さい。」
(Dr.K)「『(1)真実性の原則』は、企業の財政状態及び経営成績に
関して、真実な報告を提供しなければならないとしている。
真実性には、真実は一つであるとする絶対的真実と
真実は複数であるとする相対的真実とがあるが、
真実性の原則でいう真実性は相対的真実を追究する。
つまり、複数の会計処理を容認し、記録、慣習、判断の
総合的表現として財務諸表を位置付け、相対的真実を追究
することとしているんだ。
『(2)正規の簿記の原則』は、企業会計は全ての取引につき、
正規の簿記の原則に従って、正確な会計帳簿を作成
しなければならないとしている。
会計帳簿の内容は、取引発生順記録(仕訳帳)と科目別記録
(総勘定元帳)の2つである。
正規の簿記の要件は全ての取引を発生順に記録する記録の網羅性
記録内容が客観的証拠に基づき検証可能な記録の検証可能性
一定の法則により秩序正しく記録する記録の秩序性
の3つであるんだ。
『(3)資本取引・損益取引区分の原則』は、
資本取引と損益取引とを明瞭に区別し、特に資本剰余金と
利益剰余金とを混同してはならないとしている。
資本取引は、増資や減資などのような企業資本それ自体が
直接に増減する取引である。
損益取引は、損益計算書に記載される収益及び費用の発生を
もたらす取引である。
この原則は、企業の期間損益を正しく計算するために不可欠である。
今回はここまでにしよう。解かったかい?」
(生徒)「真実性に2つあるなんて考えもしませんでした。勉強になりました。」
(Dr.K)「『(1)真実性の原則』は、企業の財政状態及び経営成績に
関して、真実な報告を提供しなければならないとしている。
真実性には、真実は一つであるとする絶対的真実と
真実は複数であるとする相対的真実とがあるが、
真実性の原則でいう真実性は相対的真実を追究する。
つまり、複数の会計処理を容認し、記録、慣習、判断の
総合的表現として財務諸表を位置付け、相対的真実を追究
することとしているんだ。
『(2)正規の簿記の原則』は、企業会計は全ての取引につき、
正規の簿記の原則に従って、正確な会計帳簿を作成
しなければならないとしている。
会計帳簿の内容は、取引発生順記録(仕訳帳)と科目別記録
(総勘定元帳)の2つである。
正規の簿記の要件は全ての取引を発生順に記録する記録の網羅性
記録内容が客観的証拠に基づき検証可能な記録の検証可能性
一定の法則により秩序正しく記録する記録の秩序性
の3つであるんだ。
『(3)資本取引・損益取引区分の原則』は、
資本取引と損益取引とを明瞭に区別し、特に資本剰余金と
利益剰余金とを混同してはならないとしている。
資本取引は、増資や減資などのような企業資本それ自体が
直接に増減する取引である。
損益取引は、損益計算書に記載される収益及び費用の発生を
もたらす取引である。
この原則は、企業の期間損益を正しく計算するために不可欠である。
今回はここまでにしよう。解かったかい?」
(生徒)「真実性に2つあるなんて考えもしませんでした。勉強になりました。」
掲載日:
※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
RANKINGオススメ
サービス
サービス
1位
2位
3位
SEMINAR新着
セミナー
セミナー
- 2025/03/31(月) 東京共同会計事務所 個別登録会
- 2025/03/31(月) 経理実務担当者養成セミナー【消費税の実務知識と申告書の作成編】
- 2025/03/31(月) 経理実務担当者養成セミナー【管理会計②キャッシュフロー、資金繰り予測表作成・分析編】
- 2025/04/18(金) 【WEB配信】外資系ファイナンス職1年生が知っておきたい はじめての英文会計入門セミナー
- 2028/04/15(土) 「横浜」個別転職相談会