『経理実務の学校』"先生の立ち話"
旧会計基準ってあるの?
(生徒)「会社法や会社計算規則では、一般に公正妥当と認められる
企業会計の基準や慣行に『従う』、『斟酌する』として
いますよね。
前回は『新会計基準』と称される基準を列挙していただき
ましたが、『旧会計基準』と称される基準があるんですか?」
(Dr.K)「とくに『旧会計基準』と称される会計基準はないんだよ。
企業間の比較可能性や国際的調和の観点から、
近年に設定された基準を便宜上『新』を付けて『新会計基準』
と呼んでいるだけだよ。いつからの基準が『新』かは、
意見は様々(平成10年以降とか)だからはっきりしていないね。」
(生徒)「前回の『新会計基準』以外の会計基準ってどんなのがあるんですか?」
(Dr.K)「『リース取引に係る会計基準』(平成5年)や
『外貨建取引等に関する会計処理基準』(平成7年)を
『新会計基準』に含めるケースもあるから、
それ以外の主な基準について列挙するね。
・企業会計原則(昭和24年、最終改正昭和57年)
・企業会計原則注解(昭和29年、最終改正昭和57年)
・原価計算基準(昭和37年)
・連結財務諸表原則(昭和50年)
・連結財務諸表原則注解(昭和50年)
・連結キャッシュ・フロー計算書等の作成基準(平成10年)
・中間連結財務諸表等の作成基準(平成10年)
とくに『企業会計原則』、『同注解』が重要だね。
各会計基準の多くがこの『企業会計原則』の存在を前提に
設定されているからなんだ。」
(生徒)「企業会計に係わる人にとっては、司法での憲法、
キリスト教のバイブルみたいなものなんですね。」
(Dr.K)「その通り!『企業会計原則』、『同注解』を
理解していないと会計を語る資格はないかもね。」
(生徒)「有難うございました。」
企業会計の基準や慣行に『従う』、『斟酌する』として
いますよね。
前回は『新会計基準』と称される基準を列挙していただき
ましたが、『旧会計基準』と称される基準があるんですか?」
(Dr.K)「とくに『旧会計基準』と称される会計基準はないんだよ。
企業間の比較可能性や国際的調和の観点から、
近年に設定された基準を便宜上『新』を付けて『新会計基準』
と呼んでいるだけだよ。いつからの基準が『新』かは、
意見は様々(平成10年以降とか)だからはっきりしていないね。」
(生徒)「前回の『新会計基準』以外の会計基準ってどんなのがあるんですか?」
(Dr.K)「『リース取引に係る会計基準』(平成5年)や
『外貨建取引等に関する会計処理基準』(平成7年)を
『新会計基準』に含めるケースもあるから、
それ以外の主な基準について列挙するね。
・企業会計原則(昭和24年、最終改正昭和57年)
・企業会計原則注解(昭和29年、最終改正昭和57年)
・原価計算基準(昭和37年)
・連結財務諸表原則(昭和50年)
・連結財務諸表原則注解(昭和50年)
・連結キャッシュ・フロー計算書等の作成基準(平成10年)
・中間連結財務諸表等の作成基準(平成10年)
とくに『企業会計原則』、『同注解』が重要だね。
各会計基準の多くがこの『企業会計原則』の存在を前提に
設定されているからなんだ。」
(生徒)「企業会計に係わる人にとっては、司法での憲法、
キリスト教のバイブルみたいなものなんですね。」
(Dr.K)「その通り!『企業会計原則』、『同注解』を
理解していないと会計を語る資格はないかもね。」
(生徒)「有難うございました。」
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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