『経理実務の学校』"先生の立ち話"
株主資本等変動計算書の留意点
(生徒)「『経理の合理化』も30回目ですね。
そろそろタイトルを変えません?」
(Dr.K)「そうだね。最近は大分、合理化から離れてしまったしね!
何てタイトルにしようかな?」
(生徒)「先生の立ち話ですから、その都度、タイトルを変えたらどうです?」
(Dr.K)「タイトルを毎回考えるのも大変だけど、それがいいかもね?
うん、そうしよう!」
(生徒)「じゃー、今日は何てタイトルですか?」
(Dr.K)「前回は『株主資本等変動計算書』の雛形について述べたから、
その内容について述べようかな!したがって
『株主資本等変動計算書の留意点』とでもするかな!」
(生徒)「表示区分は概要は判ったんですけど、意味がいまひとつです。」
(Dr.K)「表示区分は『貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準』
に従って規定されているんだ。財政状態を適切に表示するため
『貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準』では
資産性のあるものは資産の部、負債性のあるものは負債の部に表示し、
両方に該当しないものを資産・負債の差額として
純資産の部に表示することにしたんだ。」
(生徒)「すると従来の表示区分が変更になったのがあるんですね?」
(Dr.K)「まず、ヘッジ会計の『繰延ヘッジ損益』が該当するかな!」
(生徒)「『繰延ヘッジ損益』てなんでしたっけ?」
(Dr.K)「ヘッジ対象に関わる損益が認識されるまで繰延べられる
ヘッジ手段に係る損益あるいは時価評価額のことだよ。
従来は損益計算の関係から資産・負債のいずれかに
表示されてきたんだが、資産性・負債性の区分以外として
純資産の部に計上されたんだ。」
(生徒)「『繰延ヘッジ損益』以外には?」
(Dr.K)「『新株予約権』だ。
『新株予約権』は払込資本になる可能性があるが、
失効してしまう可能性もあるため、従来は仮勘定として
負債の部に計上していたのを、負債性が認識できないため、
純資産の部に記載することとしたんだ。
そうそう、雛形には『連結株主資本等変動計算書』の
『少数株主持分』を記載しなかったけれど、
『少数株主持分』も変更されたんだ。」
(生徒)「『少数株主持分』てなんでしたっけ?」
(Dr.K)「困ったな、簡単にいうと子会社の資本から親会社の
資本を除いた部分だ!連結財務諸表では負債の部と
資本の部の中間に独立項目として記載されていたんだ。
中途半端な区分を排除して純資産の部に記載することと
したんだよ!概ねこのくらいかな。おしまい!」
(生徒)「何か判ったような気がしてきました!」
そろそろタイトルを変えません?」
(Dr.K)「そうだね。最近は大分、合理化から離れてしまったしね!
何てタイトルにしようかな?」
(生徒)「先生の立ち話ですから、その都度、タイトルを変えたらどうです?」
(Dr.K)「タイトルを毎回考えるのも大変だけど、それがいいかもね?
うん、そうしよう!」
(生徒)「じゃー、今日は何てタイトルですか?」
(Dr.K)「前回は『株主資本等変動計算書』の雛形について述べたから、
その内容について述べようかな!したがって
『株主資本等変動計算書の留意点』とでもするかな!」
(生徒)「表示区分は概要は判ったんですけど、意味がいまひとつです。」
(Dr.K)「表示区分は『貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準』
に従って規定されているんだ。財政状態を適切に表示するため
『貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準』では
資産性のあるものは資産の部、負債性のあるものは負債の部に表示し、
両方に該当しないものを資産・負債の差額として
純資産の部に表示することにしたんだ。」
(生徒)「すると従来の表示区分が変更になったのがあるんですね?」
(Dr.K)「まず、ヘッジ会計の『繰延ヘッジ損益』が該当するかな!」
(生徒)「『繰延ヘッジ損益』てなんでしたっけ?」
(Dr.K)「ヘッジ対象に関わる損益が認識されるまで繰延べられる
ヘッジ手段に係る損益あるいは時価評価額のことだよ。
従来は損益計算の関係から資産・負債のいずれかに
表示されてきたんだが、資産性・負債性の区分以外として
純資産の部に計上されたんだ。」
(生徒)「『繰延ヘッジ損益』以外には?」
(Dr.K)「『新株予約権』だ。
『新株予約権』は払込資本になる可能性があるが、
失効してしまう可能性もあるため、従来は仮勘定として
負債の部に計上していたのを、負債性が認識できないため、
純資産の部に記載することとしたんだ。
そうそう、雛形には『連結株主資本等変動計算書』の
『少数株主持分』を記載しなかったけれど、
『少数株主持分』も変更されたんだ。」
(生徒)「『少数株主持分』てなんでしたっけ?」
(Dr.K)「困ったな、簡単にいうと子会社の資本から親会社の
資本を除いた部分だ!連結財務諸表では負債の部と
資本の部の中間に独立項目として記載されていたんだ。
中途半端な区分を排除して純資産の部に記載することと
したんだよ!概ねこのくらいかな。おしまい!」
(生徒)「何か判ったような気がしてきました!」
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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