『経理実務の学校』"先生の立ち話"
経理の合理化 27
(生徒)「分配可能額の計算のほかに何に留意したらいいんでしょうか?」
(Dr.K)「計算関係書類そのものだね!」
(生徒)「計算書類が変わったんですか?」
(Dr.K)「『貸借対照表』や『損益計算書』はもちろん計算書類なんだが、
利益処分案や損失処理案が無くなったんだ。剰余金の分配時期が
自由に決定できるようになった結果、『株主資本等変動計算書』
の作成が必要になったんだ。さらに『個別注記表』を
加えた4つが計算書類とされたんだ。『営業報告書』は
計算書類の範囲外になり、名称も『事業報告』とされたんだ。」
(生徒)「『事業報告』は計算書類の範囲から外れると
会社計算規則では規定されないんですか?」
(Dr.K)「そのとおり! 会社法施行規則で規定しているので留意だ必要だね。」
(生徒)「連結計算書類は?」
(Dr.K)「連結計算書類は『連結貸借対照表』『連結損益計算書』
『連結株主資本等変動計算書』『連結注記表』の4つだ。
『(連結)キャッシュ・フロー計算書』は含まれないが
有価証券報告書には従来通り開示が必要なんだ。」
(生徒)「『臨時計算書類』と言うのが新設されたと聞いたのですが?」
(Dr.K)「前回、分配可能額の計算でチョット触れたね。期中の
損益を分配可能額に反映させるために、『臨時計算書類』
の作成が不可欠なんだ。『貸借対照表』と『損益計算書』
を作成するんだが、会計監査人または監査役の会計監査が
求められている。」
(生徒)「計算関係書類の概要は把握できた感じです。有難うございました。」
(Dr.K)「計算関係書類そのものだね!」
(生徒)「計算書類が変わったんですか?」
(Dr.K)「『貸借対照表』や『損益計算書』はもちろん計算書類なんだが、
利益処分案や損失処理案が無くなったんだ。剰余金の分配時期が
自由に決定できるようになった結果、『株主資本等変動計算書』
の作成が必要になったんだ。さらに『個別注記表』を
加えた4つが計算書類とされたんだ。『営業報告書』は
計算書類の範囲外になり、名称も『事業報告』とされたんだ。」
(生徒)「『事業報告』は計算書類の範囲から外れると
会社計算規則では規定されないんですか?」
(Dr.K)「そのとおり! 会社法施行規則で規定しているので留意だ必要だね。」
(生徒)「連結計算書類は?」
(Dr.K)「連結計算書類は『連結貸借対照表』『連結損益計算書』
『連結株主資本等変動計算書』『連結注記表』の4つだ。
『(連結)キャッシュ・フロー計算書』は含まれないが
有価証券報告書には従来通り開示が必要なんだ。」
(生徒)「『臨時計算書類』と言うのが新設されたと聞いたのですが?」
(Dr.K)「前回、分配可能額の計算でチョット触れたね。期中の
損益を分配可能額に反映させるために、『臨時計算書類』
の作成が不可欠なんだ。『貸借対照表』と『損益計算書』
を作成するんだが、会計監査人または監査役の会計監査が
求められている。」
(生徒)「計算関係書類の概要は把握できた感じです。有難うございました。」
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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