『経理実務の学校』"先生の立ち話"
経理の合理化 12
(生徒)「先生!前回の口座数削減、取引金融機関数削減で合理化
できるのは解かりました。
ほかに合理化・効率化策はありますか?」
(Dr.K)「そうだね。取引銀行の見直しは銀行の不良債権処理に
目途がついた今がチャンスだといったけど、君の会社も
自社の不良債権処理の目途がついているか確かめないと
いけないよ。」
(生徒)「確か不良債権は残っていますけど、それが合理化効率化策
に関係あるんですか?」
(Dr.K)「不良債権が残っているということは資金が固定化して、
利益を生まないで資金繰りを圧迫しているんだよ。」
(生徒)「もっと具体的にお願いします。」
(Dr.K)「不良債権が売掛金だとするね、本来、約束の期日に売掛金が
回収できれば、回収した資金で新たな商品を仕入れて
販売して利益を得られるはずなんだ。でも売掛金が回収
できなくて不良債権になっていると新たな商品を仕入れ
できないから利益を生まないんだよ。しかも不良債権は
督促や貸倒引当等の管理に時間もコストもかかっているんだ。
当然資金繰りに悪影響を及ぼすよね。」
(生徒)「不良債権が残っていると効率が悪くなるんですね。」
(Dr.K)「売掛金回収が遅延するのが常態化している取引先は取引継続
するかどうか社内で検討し、思いきって取引解消することだね。
不良債権の引当の処理作業も負担が大きいのに利益は生まない
んだから1件でも削減することだね。
積極的に整理して引当金で前払いしている税金を早めに
取り戻したほうが効率的になるよ。」
(生徒)「督促、引当金計上、税務申告等の不良債権の管理負担が
なくなればスッキリしますね。」
(Dr.K)「そうなんだ。不良債権処理を進めれば後ろ向きの仕事から
解放されて、前向きな仕事にパワーを発揮できるんだ。」
(生徒)「いわゆる不良債権ではないですが、減損会計を早期適用した
会社は土地などの資産の不良部分(低下した時価との差額)
を評価替えにより切り捨てて足場を固めて前向きな仕事に
パワーを発揮する意図があるんですね。
私の会社も前向きな仕事にパワーを発揮できるようにします。」
できるのは解かりました。
ほかに合理化・効率化策はありますか?」
(Dr.K)「そうだね。取引銀行の見直しは銀行の不良債権処理に
目途がついた今がチャンスだといったけど、君の会社も
自社の不良債権処理の目途がついているか確かめないと
いけないよ。」
(生徒)「確か不良債権は残っていますけど、それが合理化効率化策
に関係あるんですか?」
(Dr.K)「不良債権が残っているということは資金が固定化して、
利益を生まないで資金繰りを圧迫しているんだよ。」
(生徒)「もっと具体的にお願いします。」
(Dr.K)「不良債権が売掛金だとするね、本来、約束の期日に売掛金が
回収できれば、回収した資金で新たな商品を仕入れて
販売して利益を得られるはずなんだ。でも売掛金が回収
できなくて不良債権になっていると新たな商品を仕入れ
できないから利益を生まないんだよ。しかも不良債権は
督促や貸倒引当等の管理に時間もコストもかかっているんだ。
当然資金繰りに悪影響を及ぼすよね。」
(生徒)「不良債権が残っていると効率が悪くなるんですね。」
(Dr.K)「売掛金回収が遅延するのが常態化している取引先は取引継続
するかどうか社内で検討し、思いきって取引解消することだね。
不良債権の引当の処理作業も負担が大きいのに利益は生まない
んだから1件でも削減することだね。
積極的に整理して引当金で前払いしている税金を早めに
取り戻したほうが効率的になるよ。」
(生徒)「督促、引当金計上、税務申告等の不良債権の管理負担が
なくなればスッキリしますね。」
(Dr.K)「そうなんだ。不良債権処理を進めれば後ろ向きの仕事から
解放されて、前向きな仕事にパワーを発揮できるんだ。」
(生徒)「いわゆる不良債権ではないですが、減損会計を早期適用した
会社は土地などの資産の不良部分(低下した時価との差額)
を評価替えにより切り捨てて足場を固めて前向きな仕事に
パワーを発揮する意図があるんですね。
私の会社も前向きな仕事にパワーを発揮できるようにします。」
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弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
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