（生徒）「先生！前回の会計ソフトの活用で合理化できるのは解か
りました。ほかに合理化策はありますか？」

（Dr.K）「そうだね。経理の合理化っていうのは経理担当者が現在
の担当業務を如何に楽にこなすかということなんだよ。例え
ば、銀行取引なんかも楽にできるんじゃないかな。」

（生徒）「銀行取引で楽するってどうしたらいいんですか？」

（Dr.K）「今は銀行取引はどうしている？経理の人が振込依頼書や
小切手なんかを持って銀行窓口に行ってるんじゃないの？」

（生徒）「ええー！そうですけど。」

（Dr.K）「デスクワーク中心の経理の人が外出するのは気分転換にな
ってある意味効率的な仕事に結びつくかもしれないけど、窓
口で番号札をとって何分か待たされやっと受付けてもらって
銀行の処理を待ってまた何分か待つ。最近銀行は待ち時間短
縮なんて努力しているようだけど、それでも待たされている
んだ。しかも合併や店舗統合とやらで近くの支店が遠くにな
ったり、結局窓口は縮小されているんだ。時給○○円の経理
担当者の待ち時間、往復時間などコストを考えると気分転換
なんて悠長なことは言ってられないんだ。」

（生徒）「じゃあ、どうすればいいんですか？」

（Dr.K）「インターネットバンキングを利用するんだよ！銀行員が来
てくれるからうちの会社は関係ない。なんてことはコスト意
識が低いんだよ。リストラされて銀行員が少なくなってきた
今日、その銀行員が訪問する会社は銀行にとって儲かる会社
なんだ。会社はその分だけ高いコストを銀行に払っているん
だ。経理の人の銀行員応対時間だってコストがかかっている
んだ。来ないでいいから、銀行担当者の訪問コスト分だけ借
入金利を低くしろ！くらい云ってみたらどうだね。
以前のエレクトロニックバンキングとか、ファームバンキン
グとかは高い端末機を買わされたり使用料も高額だった。今
や株主議決権投票や決算広告・有価証券報告書をインターネ
ットでやる時代なんだから。インターネットは会社のパソコ
ンで大丈夫、手数料も安くなっている。無駄な時間やコスト
がなくなるんだ。
まさか君の会社は金と時間をかけて銀行のＡＴＭで振込なん
てやってないよね。
銀行の往復に強盗や引ったくりに会う危険はなくなるよ。し
かしインターネットでもハッッキング、ウイルスなど新しい
リスクがあるからこの点は注意しないとね。」