■コーポレートガバナンス■とは？
→一般的には企業統治と訳されるが、明確な定義は無い。利害関係
者間の利害調整機能を持った経営が行われる為の企業経営のあり方。

わかりました？
例えば、日常的に会社の業務執行を委任されている取締役が自らの
利益を優先した場合、役員報酬を多額にするなどという形で自らに
会社の利益を還元する事が場合によっては可能となります。

ご存知の様に、会社には、株主・顧客・従業員・債権者など、多く
の利害関係者が存在します。この利害関係者の利害をうまく調整し、
誰か一者が得をする様な経営を排除しようとする考え方です。

平成15年4月の商法改正により、委員会等設置会社の導入が可能と
なったのも、新しい統治制度としての役割期待があります。
この委員会等設置会社では社外取締役が過半数を占める『報酬委員
会』が役員報酬を決定します。これである程度役員陣の横暴が防げ
ますね。

ソニー、日立、東芝といった大企業が委員会等設置会社を導入し、
コーポレートガバナンスを意識した経営に力を入れるのも頷ける話
です。

エンロンやワールドコムの不祥事、破綻を機に注目度の高くなって
きた言葉ですが、最近の国内企業を見回しても対岸の火事とは言え
なくなって来ている状況ですね。

『あの会社はコソコソと何をやっているかよくわからん！』
と悪い噂を立てられない様にＩＲにより積極的な情報開示をし、
『あの会社は業績も良いし、社会的に貢献度の高い良い会社だ！』
と良い噂を立てられる様にＩＲにより積極的な情報開示をします。