■ストラクチャードファイナンス■とは？
→一般的には仕組み金融と訳されるが、複雑な仕組みを使用した資
金調達を行う金融手法。プロジェクトファイナンス、資産の流動化、
リースファイナンスといった手法がある。

わかりました？
もともとが複雑な仕組みなので、簡単に解説をするのも難しいので
すが、代表的な手法を出来るだけ簡単に説明します。

【プロジェクトファイナンス】
あなたは大規模プロジェクトとして中東で油田を掘ろうとしていま
す。数百億の資金が必要ですが、なかなか用意の出来る額ではあり
ません。そこで、油田を掘り当てた場合にその利益から返済をする
約束で第三者に融資をお願いします。これがプロジェクトファイナ
ンスです。

【資産の流動化】
あなたの持っている銀座のビル。今は企業からの賃貸収入を得てい
ますが、ＳＰＣという特別目的会社にビルを譲渡し、このＳＰＣを
介してこの収入を得る権利を証券化する事で、投資家より資金を調
達できます。この場合は資金の調達以外にも資産の圧縮等の様々な
メリットがあります。

今回は代表的な二つを例に挙げましたが、何となく仕組みが出来て
いるのがわかりますか？今は形すら無い事業の将来の利益を担保に
お金を借りる。空室が出来てしまうかも知れない貸しビルの家賃収
入を担保にお金を借りる。
こういったストラクチャードファイナンスには、税法上も優遇をさ
れているような仕組みもあり、非常に多方面で脚光を浴びています。

「一等になる馬を当てればお金を貰える権利が発生する紙」を発行
して資金を調達している組織もありますが、何か通じるものを感じ
るのは自分だけでしょうか。

勉強になりましたね。（＠＾。＾＠）

※一部本来の意味とは違う雑な説明もありますが、副作用の心配は
ありませんので、お見逃しください。