（Vitamin Vino）「Beauty、先週の問題を解けたかな？」

（Asian Beauty）「はい、バッチリです。ついでに問題もおぼえました！」

（V）「問題はおぼえなくていいのに…。

せっかくだから、おぼえた問題を披露してごらん。」

（A）「平成X2年3月31日、A株式会社は決算を迎えた。

社債の決算処理を行なう。

社債発行費は商法規定の最長期間で毎期均等償却を行なう。」

（V）「そうだね。

それで、先週の復習だけど、発行時の仕訳はどうなる？

発行時の条件は次のとおりだったね。

平成X1年7月1日に、A株式会社（決算日3月31日）は

額面総額1,000,000円の社債を、額面100円につき95円、

償還期限5年、年利率8％（利払日は6月末日と12月末日）

により発行し、払込金は普通預金に入金した。

なお、社債発行のための諸費用60,000円は現金で支払った。」

（A）「借）普通預金 950,000

貸） 社債 1,000,000 社債発行差金 50,000

借）社債発行費 60,000 貸） 現金 60,000」

（V）「そのとおり。それで、今週の問題の答えは？」

（A）「借）社債発行差金償却 7,500 貸） 社債発行差金 7,500

（50,000円×9ヶ月÷60ヶ月＝7,500。

社債発行差金は社債の償還期限内で償却。9ヶ月は7月〜3月分。）

借）社債発行費償却 20,000 貸） 社債発行費 20,000

（60,000円÷3年＝20,000。社債発行費は発行後3年内で均等償却。）」

（V）「惜しい！1つ忘れているよ。」

（A）「えっ…、ヒントを下さい。」

（V）「ヒントか…。ヒントは「未」がつく勘定だな。」

（A）「あっ、未収金ですか？」

（V）「社債を発行してお金をもらえる訳ないだろう！」

（A）「言われてみればそうですね…。じゃあ、未払金かなぁ？

社債と未払金って関係あるのかなぁ…。

社債と未払金…、社債と未払金…、あっ、そうか、未払社債利息か！」

（V）「そう！そのとおり！」

（A）「借）社債利息 20,000 貸） 未払社債利息 20,000

（1,000,000円×8％×3ヶ月÷12ヶ月＝20,000。3ヶ月は1月〜3月分。）」

（V）「正解！Beauty、上達したね。卒業は近いぞ！」