簿記の勉強 経理初心者向け簿記ノウハウ!
さあ!簿記を勉強しよう(21) 決算手続き(2)売上原価を計算する
(Vitamin Vino)
「前回は、「試算表」を作成するところまで終わったね。
次は、いよいよ売上原価の計算だよ!」
(Asian Beauty)
「『売上原価=期首棚卸高+当期仕入高−期末棚卸高』
でしたよね。
以前、勉強したので、まだ覚えています。
この式の意味も完全に理解できましたよ! 」
〔 バックナンバー(8)・(9)を参照! 〕
(V)「でも、油断するのはまだ早いかも・・・。
と言うのは、売上原価の算出について理解することができ
ても、まだまだ十分じゃないから。
なぜなら、簿記は”すべて仕訳で記録する”というのが
大原則だからね。 」
(A)「やっと、この式が理解できたのに、まだ十分じゃない
のですか・・・。でも、言われてみたら仕訳を起さない
とP/LやB/Sに反映されないんですよね。」
(V) とりあえず、練習問題でも解いてみようか。
『以下を参考に、売上原価算定の仕訳を起こしてみよう。』
(1)期首商品 ¥500
(2)当期仕入 ¥1,000
(3)期末商品 ¥300 (棚卸しにより確定)
(4)仕入勘定で計算する
(5)使用する勘定科目、「仕入」と「繰越商品」
(A) 計算上ではすぐわかります。
500+1000-300=1200で、これが売上原価ですよね。
ただ、仕訳となると・・・。
(V)「『仕入』勘定で処理するということは、仕訳を入れた後の
『仕入』勘定がイコール『売上原価』になるという意味
だからね。勘定科目の『仕入』が主役だよ。」
(A)なるほど!
(1)まず、期首商品を『仕入』に組み入れる。
(借) 仕入 500 /(貸)繰越商品 500
*この仕訳で、もともと借方にあった「繰越商品」
はゼロになり、「仕入」勘定は500増加する。
(2)その次に、そこから期末商品分を控除する。
(借) 繰越商品 300 /(貸)仕入 300
*この繰越商品は、翌月に持ち越される在庫。
これでOKですね。
(V)そうそう。
計算上の足し引きを仕訳で表すとそうなるわけだね。
その二つの仕訳を入れた後のPLをよーく見てごらん、
『仕入』勘定が、無事に「売上原価」になっているはず
だよ!
「前回は、「試算表」を作成するところまで終わったね。
次は、いよいよ売上原価の計算だよ!」
(Asian Beauty)
「『売上原価=期首棚卸高+当期仕入高−期末棚卸高』
でしたよね。
以前、勉強したので、まだ覚えています。
この式の意味も完全に理解できましたよ! 」
〔 バックナンバー(8)・(9)を参照! 〕
(V)「でも、油断するのはまだ早いかも・・・。
と言うのは、売上原価の算出について理解することができ
ても、まだまだ十分じゃないから。
なぜなら、簿記は”すべて仕訳で記録する”というのが
大原則だからね。 」
(A)「やっと、この式が理解できたのに、まだ十分じゃない
のですか・・・。でも、言われてみたら仕訳を起さない
とP/LやB/Sに反映されないんですよね。」
(V) とりあえず、練習問題でも解いてみようか。
『以下を参考に、売上原価算定の仕訳を起こしてみよう。』
(1)期首商品 ¥500
(2)当期仕入 ¥1,000
(3)期末商品 ¥300 (棚卸しにより確定)
(4)仕入勘定で計算する
(5)使用する勘定科目、「仕入」と「繰越商品」
(A) 計算上ではすぐわかります。
500+1000-300=1200で、これが売上原価ですよね。
ただ、仕訳となると・・・。
(V)「『仕入』勘定で処理するということは、仕訳を入れた後の
『仕入』勘定がイコール『売上原価』になるという意味
だからね。勘定科目の『仕入』が主役だよ。」
(A)なるほど!
(1)まず、期首商品を『仕入』に組み入れる。
(借) 仕入 500 /(貸)繰越商品 500
*この仕訳で、もともと借方にあった「繰越商品」
はゼロになり、「仕入」勘定は500増加する。
(2)その次に、そこから期末商品分を控除する。
(借) 繰越商品 300 /(貸)仕入 300
*この繰越商品は、翌月に持ち越される在庫。
これでOKですね。
(V)そうそう。
計算上の足し引きを仕訳で表すとそうなるわけだね。
その二つの仕訳を入れた後のPLをよーく見てごらん、
『仕入』勘定が、無事に「売上原価」になっているはず
だよ!
掲載日:
※本コラムに掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。
弊社は掲載された内容に関し、如何なる保証もするものではありません。
また、記載されている事項は変更される場合がありますので、予め御承知おき下さい。